一人ディズニー見聞録

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「ディズニー社会学」 第1回 東京ディズニーリゾートへの   修学旅行①

2022-06-13 07:47:00 | 社会課題
ディズニーの映画、音楽、パークなど、ありとあらゆるディズニー関連の事柄から、世の中を考えていく「ディズニー社会学」。第1回目のテーマは、東京ディズニーリゾートへの修学旅行について取り上げる。


6月初旬の平日、東京ディズニーシーに行ってきた。閑散期の平日なら混んでいないと思っていたが、自身の来園日が期間限定グッズの販売日2日目、横浜市の開港記念日(市立の小学校・中学校・高校は全て休校)、そして修学旅行シーズンということで、平日にも関わらず大勢のゲストが来ていた。


中でも目立っていたのが、制服を着た修学旅行生たちだ。仲間同士で同じカチューシャや被り物を付けてアトラクションに並び、他愛もないことをじゃれ合いながら話す姿を見ると、「青春していて楽しそうだな」と思った。各学校で1回しか行えない青春時代の思い出作りをディズニーシーで行えている彼らは、とても贅沢で羨ましい。


ところが、某アトラクションで6人の男子学生の後ろに並んでいた時、突然ある違和感を感じた。それは、学生たちが修学旅行でシーに来ているのに、プライベートで友達と一緒に来ているようにしか見えなかったことだ。「学業を修める」と書く修学旅行でシーに来ているはずだが、彼らを見ると「僕たちは勉強しにきたんだ」という雰囲気はなく、長期休暇で遊びに来た学生たちと変わらずに楽しんでいた。


たしかに、修学旅行でディズニーリゾートに行けることは、遠方でなかなか行けない学生たちにとっては、この上なく幸せなことであるし、楽しみなことだ。またリゾートでの修学旅行は楽しいことを多く経験できるため、学生時代の思い出作りにはピッタリだと思う。


さらに東京ディズニーリゾートでは、「ディズニーアカデミー」と呼ばれる中学生・高校生を対象としたセミナープログラムを実施している。来園前日または当日、リゾートで働くキャストからおもてなしやコミュニケーションに関する講義を受けた後、実際にパークに行き、講義で学んだ内容を実感・体感するプログラムは、とても良い社会勉強になるため修学旅行先にはピッタリだ。


自分が来園した日にいた旅行生たちは、積極的にキャストに話しかけいて、その様子から彼らは「ディズニーアカデミー」を受けているように思えた。しかし、自分が見た学生のほとんどは、アトラクションに乗ることや友達とお揃いのカチューシャを付けて写真を撮ること、お土産を買うことに一生懸命で、「ディズニーアカデミー」で学んだことを実感・体感しているようには見えなかった。


そうなるのは分からなくもない。自分も彼らと同じころは、パークに来たら遊ぶことしか考えられなかった。楽しい場所だから、そこで何かを学習するのを14、15歳の学生に課すの難しいことだ。だが、「学業を修める」と書く修学旅行なのだから、来た学生全員が何か1つでも学んで帰ってほしいと思った


そこで、もし自分が学校教員だったら、修学旅行先を東京ディズニーリゾートにした場合、次のようなプログラムを行っていきたい。

〈「東京ディズニーリゾートでの修学旅行プログラム」に続く〉

〈参考ホームページ〉
「東京ディズニーリゾート公式セミナー ディズニーアカデミー(学校向け)」 https://www.tokyodisneyresort.jp/treasure/fantasy/seminar/school/index.html(参照 2022-6-12)


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