老若男女を問わず、1日に与えられる時間は24時間である。お金持ちであろうが貧乏人であろうが、天が与えてくれる時間は同じだ。
これは、プロ野球・ヤクルトスワローズや東北楽天ゴールデンイーグルスで監督を努めた野村克也氏が生前述べていたものだ。
この言葉には、「平等に与えられた時間を有効に活用するか、しないかでその人の結果は変わってくる」と続いており、監督としてリーグ優勝5回、日本一3回と活躍してきた野村氏の功績を考えると、とても意味がある言葉だ。
「時間は平等に与えられている」という言葉を少し変えて見ると、誰にでも平等に「至福のひととき」があると言えるだろう。
ディズニー好きの自分にとっては、一人でパークに行くこと自体が至福のひとときではあるが、中でもそれを思いっきり感じられるのが、キャラクターと一緒に写真撮影をするときだ。
「キャラクターグリーティング」と呼ばれるキャラクターとの写真撮影は、「極上の至福のひととき」と言っても過言ではない。なぜなら、自分のスマホカメラの中にはキャラクターと自分の2人しか写ってないからだ。自分が好きなキャラクターたちと同じ空間を共有し、同じポーズが出来ることほど幸せなものはない。
「一人でキャラクターと楽しそうに写っていると、並んでいる人たちから白い目で見られるんじゃない?」とネガティブなことを思うかもしれない。しかし、意外にも並んでいる人たちは、他人のことをあまり気にしていないのだ。皆自分達のことでいっぱいだ。それに加えて、自身も目の前にキャラクターと一緒に楽しんでいるため、周りの人の存在を忘れているのだ。
「そんなことないだろう」と感じるかもしれない。自分も最初は思っていた。しかし、いざやってみるとキャラクターたちだけに目が行き、並んでいる人の視線など一切気にならなかった。それぐらいキャラクターたちは、来てくれたゲストを楽しませる魔法があるのだ。これには驚いた。
また、一人でキャラクターたちと写真を撮ると、彼らから貰える幸せや喜びをフルで受けとることが出来るのだ。誰かと一緒に行ってその人たちと写真を撮るのは、一緒に行った人の思い出にはなる。それはそれで良いが、キャラクターたちが与えてくれる幸せなどは、人数分に分けられると思った。自分が中学生の頃、家族と一緒にミッキーと写真を撮ったが、一人で写っていた時の表情は、より楽しそうでイキイキとしていた。
中学生の頃と比較するのは少し無理があるが、それでも一人でキャラクターと写真を撮っているときは、マスク越しの自分の表情から察するに、至福のひとときだと思った。
現在は新型コロナの影響で、キャラクターと至近距離での撮影は出来ないが、再び近くで一緒に写真を撮れる日が来ることを願っている。
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