5月28日(日)、東京国際フォーラムホールAにて「トイ・ストーリー シネマ・コンサート」が行われた。世界初のフルCG長編アニメーション映画『トイ・ストーリー』にフルオーケストラの演奏が合わさった「シネマ・コンサート」を観るために、多くの人が会場に足を運んだ。
16時1分。定刻より1分遅れでオーケストラメンバーがステージに登場。続いてコンサートマスターのヴァイオリニストが登場し、音合わせ行った。そして最後に本日の指揮を務める粟田博文さんが登場し、客席に一例した後コンサートは始まった。
今回のコンサートは、作中の全ての音楽パートをオーケストラの生演奏で楽しめる内容になっていた。そのため、大迫力の音楽で作品を観ることができ、家のパソコンで観る時以上の臨場感が生まれ、実際に作品の中に自分がいるような感覚となった。
初めてのシネマコンサートで気がついたのだが、作中に流れる音楽は、キャラクターの心情や場面の状況を明確に表現していると感じた。
例えば、主人公のカウボーイ人形のウッディが不安を感じた時は、音が全体的に高音となり、不安に感じるメロディやリズムの曲が演奏されていた。
また、ウッディと相棒のスペースレンジャー人形のバズが、バズに付けられたロケットで持ち主の男の子・アンディの車に向かう場面では、軽快で高揚感の溢れるメロディとリズムのある曲が演奏された。
映画は、個性溢れる登場人物とストーリーが明確であれば名作になりやすいと思っていた。しかし、今回のコンサート体験を通じて、名作にはキャラクターや場面に合った名曲があって成り立つということが分かった。
今日のコンサートを皮切りに、来年以降は『トイ・ストーリー2』から『~4』を上演してくれることを願っている。
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