一人ディズニー見聞録

ディズニーを切り口に世の中の出来事を紹介しています。ディズニーソングのコンサートレポートも書いています。

初めての1人ディズニー 前編

2022-06-03 19:10:52 | 一人ディズニー
「1人ディズニー 男」


そのワードを検索エンジンに入れるだけでも恥ずかしかった。なぜなら、男1人でパークに行くことをは、あまり良いことではないと思い込んでいたからだ。しかし、先のワードを検索すると、意外にも多くの情報が掲載されており、さらにどのサイトにも「1人でも楽しかった」、「1人で行っても大丈夫」等と肯定的な意見が多かった。


何事にも通じると思うが、迷いに対する他者からの肯定的な意見は、迷いを失くし行動を実行させる力となる。ネット上の意見は、人生で初めて1人でディズニーを実行する大きな後押しとなり、昨日シーに1人で行ってきた。(しかも11年ぶりの来園)。


午前8時40分。夢と魔法の世界を繋げる玄関口、舞浜駅に到着した。シーに行くため、ディズニーリゾートライン(モノレール)を利用としたが、改札口付近で「東京ディズニーシー20周年:タイム・トゥ・シャイン!」のグランドフィナーレデザインのフリーきっぷが販売されていた。「2万セットの限定販売」という言葉に誘われて自分も購入した。人間は、限定の2文字には弱い生き物だ。


午前9時過ぎ。ついにシーに到着。ゲートを潜り抜け、園内に入り思いっきり空気を吸うと、11年ぶりに来たことへの嬉しさと懐かしさを感じた。入園してすぐに、「ビッグ・バンド・ビート」と「シャイニング・ウィズ・ユー」をアプリでエントリー受付。「普通に取れるでしょ」なんて前日は思っていたが、両方とも見事にハズレた。前日の想いはハズレへのふらぐだったかもしれない。


気持ちを切り替えて、11年ぶりの園内を散策しようと思ったが、ロストリバーデルタあたりで暑くなり、どこかで涼みたくなった。涼めて最初のアトラクションにふさわしいものをアプリで探していると、「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」が5分待ちと書いてあり、すかさず入った。1列ずつ空き、1人で1列分座れる贅沢さに加えて、数多くのディズニーソングを手掛けた作曲家アラン・メンケンの名曲「コンパス・オブ・ユア・ハート」が聞けるのは、この上なく至福のひと時だった。「シンドバッド~」は最初にふさわしいアトラクションだった。


続いて「マジックランプシアター」で、シャバーンの朝イチでもキレッキレのトークを堪能し、再びロストリバーデルタに戻り、大人気アトラクション「レイジングスピリッツ」と「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮」に乗った。大人気アトラクションの両者は、かつては平気で待ち時間が2時間を越えていたが、昨日は両方とも30分以内で乗れてしまった。すぐに乗れるのは嬉しかったが、過去の待ち時間から考えると少し寂しくも感じた。


気づくと時刻は11時30分。今日のハイライトである12時からの水上グリーティング「ミッキー&フレンズのハーバーグリーティング〝タイム・トゥ・シャイン!″」まで30分となり、メディテレーニアンハーバーのリドアイルに移動して観賞場所を確保した。しかし、日差しが強く照りつけており、ショーが始まるまでこの場にいたら、午後には熱中症になっていると感じ、急遽近くのショップでキャップを買った。これからの季節は、カチューシャよりも帽子のほうが売れ筋よくなるだろう。


そして12時。大音量のスピーカーから『タイム・トゥ・シャイン!』が流れ、それに合わせてランド方面の海からミッキーたちが乗った船が登場。キャラクターたちに手を振るのはもちろん、一緒に踊ることができて午前中にして感動のピークを迎えた。また、絶対に観たいと思っていたショーを間近で見ることができたことも相まって、ショーの終盤で涙を流した。


一方、絶対に観たいショーのため、写真を多く撮っており、完全に楽しむことができないように感じた。そこで、15時から行われる2回目のショーにもう1回行き、次はもっと手を振って、踊って楽しもうと決めた。


それに伴い次のショーの間まで休憩しようと思ったが、激しめのアトラクションに乗りたい欲が勝り、あまり休憩をせずに実行しようとした。しかしその後、思いもよらぬことが起きてしまった。


<後編に続く>



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