わんこ問題 愛犬の身になって考えてみよう

間違った風説風評で愛犬たちが泣いています。白衣を着た妖怪の治療でも被害を受けています。ご自分の頭で考えてみましょう。

避妊去勢でホルモンが欠落し骨が異常形成! 股関節異常のリスクは70%増加!

2011-03-18 06:36:03 | ペット
 骨は人も犬も体の骨格を構成している必須不可欠な物質だ。
その骨の形成にホルモンが関与している。癌の治療のために卵巣を切除した女性が骨粗しょう症に悩ませれている。その一例が
避妊去勢手術で犬は卵巣欠落症の不定愁訴! 卵巣ホルモンがなくなり若い犬も更年期障害
にある。

 2007年にアメリカでは獣医学の学術論文で避妊・去勢手術の後遺症が公表されている。今回は下記のその論文の中にある肢体障害・骨の異常形成に関する部分を一般愛犬家が理解しやすいように意訳して紹介する。
 Long-Term Health Risks and Benefits Associated with Spay / Neuter in Dogs
犬の避妊・去勢による健康上のリスクと利点 ー長期観点から統計調査ー

 その論文全体を要約した翻訳文は避妊・去勢でガンの骨肉腫等の多病誘発! アメリカの獣医学の学術論文を翻訳にある。

 人も犬も、成長期の骨が大きくなるのは骨の両端にある成長板という軟骨が成長して硬い骨に変わることによる。その骨の成長にもホルモンが関係している。幼犬時に避妊・去勢手術をすると、卵巣や睾丸ホルモンが分泌されなくなり、ホルモンのバランスが壊れるので、骨の成長にも悪い影響が出る。
特に女性ホルモンのエストロゲンの減少は、女性も雌犬も骨粗しょう症のリスクが増すことになる。 

 また、骨も皮膚と同じように、常に新陳代謝をしている。古い骨は壊れて、新しい骨が出来る。
それを専門用語では骨の再構築(remodeling) という。つまり、人も犬も生きている時の骨は、常に新しい骨だと言うことだ。換言すると、日々摂取するカルシウム分が不足すると、骨の再構築が不十分になり、骨の密度が低い骨粗鬆症になる。骨折しやすくなる。


 翻訳文

 肢体障害・骨の異常形成 

 外科手術で卵巣を切除すると、犬の骨盤の骨である腸骨の再構築の速度が増す。そのことは、避妊手術をしたことにより、股関節が異常にゆがめられて作られること意味する。
卵巣を切除すると、背骨の骨量が実質的に失われて少なくなることも明らかになった。

 幼犬の時に避妊・去勢手術をすると、各種の骨の成長板がその成長を止める時期が遅くなる。成長をし続け骨の長さが著しく長くなる。そのため、避妊・去勢手術をしなかった犬や成犬になった後に避妊・去勢手術をした犬よりも骨が異常になる。
 各種の骨の成長板はその成長を止める時期が異なっている。そのため、避妊・去勢手術をした時期によって、犬の体は不自然なプロポーションになり、関節の性能と長期耐久性に悪影響を与える可能性がある。
避妊・去勢手術の時期が、ある骨の成長板はその成長が止まった後であったのに、他の骨の成長板はその成長が止まる以前であると、成長が止まった骨と成長が続いている骨が混在してしまうからだ。

 避妊・去勢手術をすると、犬は頭蓋十字靭帯断裂症になるリスクが2倍に増える。おそらく、そのことは肥満になるリスクを増やすことに関係している。

 5歳半以前に避妊・去勢手術をすると、5歳半以後に避妊・去勢手術をした犬に比較して、股関節が異常に形成されるリスクが70%増える。
、若い時に卵巣や睾丸を切除をした結果、骨の長さが増え、関節の形成に変化をもたらしている可能性がある。そのことは、股関節が異常にゆがめられて形成されているかどうかの診断に応用できるだろうと研究者たちは論じている。

 犬種ごとの健康調査をエアデールについてした結果、避妊・去勢手術をした犬は、してない犬に比較して、いろんな筋骨の障害と同じように股関節形成不全に悩まされていることがわかった。しかしながら、股関節形成不全、または、筋骨障害であるという理由で避妊・去勢手術をされた可能性のある犬もいるように、困惑させられる事例もある。

 股関節形成不全と診断された6ヶ月前に不妊手術をした犬は、避妊・去勢手術をしてない犬に比較して、股関節形成不全と診断された比率が1,5倍であることが他の研究結果でも明らかになっている。

 避妊・去勢手術をしてない犬に比較して、避妊・去勢手術をした犬は膝頭の脱臼のリスクが3,1倍高いことが明らかになっている。

( 翻訳者 : ブログ「愛犬問題」管理人 Paroowner )





 獣医は避妊・去勢手術をすると、乳腺腫瘍子宮蓄膿症の予防になるとも主張して避妊手術を勧めているが、悪質な詐欺だ。 避妊・去勢手術によるいろんな後遺症や合併症の発症を愛犬家の国民に隠している。

 避妊・去勢手術の後遺症として発症しやすくなる尿失禁血管肉腫精巣腫瘍ワクチンの副作用肥満前立腺癌甲状腺機能低下症、および、骨肉腫(骨の癌)については既に翻訳文を紹介してある。愛犬の健康保持にご参考になれば幸いだ。

 上記翻訳文の原文は上にリンクした学術論文の後半にある。 

Orthopedic Disorders
In a study of beagles, surgical removal of the ovaries (as happens in spaying) caused an increase in the rate of remodeling of the ilium (pelvic bone), suggesting an increased risk of hip dysplasia with spaying.
Spaying was also found to cause a net loss of bone mass in the spine.
Spay/neuter of immature dogs delays the closure of the growth plates in bones that are still growing, causing those bones to end up significantly longer than in intact dogs or those spay/neutered after maturity. Since the growth plates in various bones close at different times, spay/neuter that is done after some growth plates have closed but before other growth plates have closed might result in a dog with unnatural proportions, possibly impacting performance and long term durability of the joints.
Spay/neuter is associated with a two fold increased risk of cranial cruciate ligament rupture. Perhaps this is associated with the increased risk of obesity.
Spay/neuter before 5 ? months of age is associated with a 70% increased aged-adjusted risk of hip dysplasia compared to dogs spayed/neutered after 5 ? months of age, though there were some indications that the former may have had a lower severity manifestation of the disease. The researchers suggest “it is possible that the increase in bone length that results from early-age gonadectomy results in changes in joint conformation, which could lead to a diagnosis of hip dysplasia.”
In a breed health survey study of Airedales, spay/neuter dogs were significantly more likely to suffer hip dysplasia as well as “any musculoskeletal disorder”, compared to intact dogs, however possible confounding factors were not controlled for, such as the possibility that some dogs might have been spayed/neutered because they had hip dysplasia or other musculoskeletal disorders.
Compared to intact dogs, another study found that dogs neutered six months prior to a diagnosis of hip dysplasia were 1.5 times as likely to develop clinical hip dysplasia.
Compared to intact dogs, spayed/neutered dogs were found to have a 3.1 fold higher risk of patellar luxation.
 
 次回は加齢性認知症 Geriatric Cognitive Impairmentについて翻訳して紹介する。

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