京都市上京区上生州町210
「ミーミーミー (ME ME ME)」 【1977】

京阪「神宮丸太町駅」を下車し、出入口③から丸太町通に出て鴨川を渡ったら、程なくの右手路地を入り、すぐ突き当りを左、次の角を道なりに右に折れ上る。 その約200㍍先の、圓通寺を過ぎた左手角を曲がり、無垢材を張り巡らした塀のような建物の中間部にポッカリと空いた玄関口まで、歩を進めましょう。

一見ヘアーサロンかアパレル系のような佇まいで、しかも目立ったサインもなく、普通なら何気に通り過ぎてしまいます。

ガラス枠に貼ってある控えめな横文字を見て、ようやく此処がカフェだと分かるほどの慎ましさで、どこまで隠れたら気が済むのでしょうか(笑)

視線を更に落とすと、錆びた鉄板プレートに”オープン”のアナウンスが。 どこかの廃工場から持ってきたみたい((笑))

ドアを開け中を伺うと、こげ茶色に寂びた天井板や梁、柱が、在りし日の面影を如実に語っており、内外から判断するにどうやら元は、お寺の宿坊か何かの一部のように推察されます。

事前リサーチによれば店主の方は、以前ポーランドに留学されたことがあるそうで、その後東京にお店を構え、この8月に京都にお引越しをされたのだとか。 そのあたりのセンスが、店内に配置されたプロダクトの数々に、表れているのでしょうね。

カウンター脇で鈍い輝きを放つ、メタリックなウオーターサーバーと、イタリア製「LACIMBALI(ラ・チンバリー)」のエスプレッソマシーン。
特にチンバリーは今やオシャレ系カフェには、欠かせないアイテムの一つといえますね。

メニュー表。
ビーンズはTOKIOのbrown'scafe&beans、フードはパンがメインなれど、サンドイッチ、バケット、トーストとバラエティ豊か。

「グリルチキンと卵を使ったバケットウィッチ ベーコンとトマト入り 800円」
一見サンドの玉手箱、もしくはプレゼントのようなインスタ映えする所作に、女子なら乙女心がキュイン~💛とすることこの上なし!

そのおちょぼ口では食べ難いのが難点ですが、地力のあるバケットにジューシーなグリルチキンとベーコン、フレッシュなトマトと円やかな卵が加わり、まるでオーケストラのように旨味が押し寄せ、一心不乱に食べつくしました! 美味い (⋈◍>◡<◍)。✧♡

「コーヒー 450円」
独特のアロマが鼻腔をくすぐり、しっかりとした味わいの中にもやや酸味がもたげ、珈琲好きには納得の一服といえるでしょう。
今までの京都には無い、東欧風&シティーっぽい雰囲気が店内に立ち込めており、オシャレ系カフェの多いこの界隈に、新たなる風をもたらせています。 きっと来年あたりには早くも、その中核にのぼり詰めていることでしょうね。 ご馳走様!
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