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ヒガンバナ



田んぼのあぜ道に咲く「ヒガンバナ」 秋深しですね。

ヒガンバナは、稲作伝来とともに中国からやってきた帰化植物です。 サクラや卯の花同様、「植物暦」として、秋の深まりと稲刈りの時期を教えてくれます。

ヒガンバナはとても不思議な植物です。
遺伝子的に見ると全国のヒガンバナは一つです。 という事は、一つの球根から全国に広まったのです。 人から人へ、分球と言う形で伝わり、実際ヒガンバナは種が出来ませんので分球以外広がるすべを持たないのです。
ヒガンバナと言えば、田んぼの畦道ですが、この様に人の手により植えられたので、そこが元々の生育適地ではないのです。

何故人の手により植えられたか?
前出の植物暦のためでもありますが、水稲を狙う野性動物から守るためと言う説もあります。 ご承知のとおり、ヒガンバナは有毒植物です。 野生動物は球根を食べるため、土を掘り、球根を食べ中毒になり、結果水稲を守る事になったのです。
もう一つは、飢饉のための救済食の役目です。
昔の人は飢饉のとき、球根を掘り出し、水にさらし食べ飢えをしのいだのです。

(注意! 決して真似をしないで下さい。 素人が行うと中毒を起こします!)  

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