京都市左京区岡崎円勝寺町91-23
「おばんざいカフェ 卯sagi(うさぎ)の一歩」 【1621】
地下鉄東西線「東山駅」を下車し出入口①より三条通に出て、南禅寺方向へ約300㍍進み、神宮通を左折する。 そのまま平安神宮の大鳥居を目指し上り、程なく右手に見える「グランドヒルズ岡崎」角を入った、前方約100㍍左手に佇む、大塀造(だいべいづくり)の京町家が目印のおばんざいカフェです。
此処は大通りから一歩入った閑静な住宅地の中にあり、また小さな看板がさり気なく掛けられているだけで、大抵の場合スルーしてしまいます。 かくゆうおやじも、幾度かこの通りを歩きましたが、全く気づきませんでした。
この様に、直接建物が道に面しておらず、表通りに塀をめぐらして玄関先に庭、その奥に家屋を配した屋敷を「大塀造」といいます(塀付き、高塀造ともいう)
その玄関先の手入れの行き届いた前庭が、訪れる人を穏やかに出迎えてくれますよ。
暖簾を潜り店内に入ると、堂々とした構えの「走り庭」の設えが目に飛び込んできました。 お聞きしたところによると此処は、オーナーの実家で築90年以上とのことでした(それにしても立派なお宅です)
当時の面影を粗そのまま残す座敷に、ちゃぶ台が間隔を取って配置されています。 尚写真正面の庭は先程の前庭です。
続きの間は総板張りとなっており、坪庭より柔らかな日差しが差し込んでいました。
メニュー表①
イチオシの「おばんざいセット」は、メインを6種類の中からチョイスするシステムです。
メニュー表②
グレードアップした「おまかせ」や、ドリンクとのセットも用意されています。
メニュー表③
単品や事前予約制のコースも揃っています。
メニュー表④
おばんざいをいただきながら、お酒をちびちびやることも出来ます。
「おばんざいセット 1,300円」
おばんざい5種にメイン、艶モチのご飯、お味噌汁、そして〆のデザートと多品種の構成で、これなら乙女心をギュッと掴んで離しませんね。 また先出しのお茶は、大好きな一保堂の「いり番茶」でした。
こんにゃくのたいたん、切り干し大根のサラダ、春雨の和え物等々、いかにもお母さんが作る家庭的な優しい味わいで、食べるとホッと心和みます。
メインの「梅しそはさみ揚げ」は、鶏のササミに梅肉と大葉が巻かれ、その三者三様の味わいが衣でギュッと纏めてあり、爽やかでサッパリとした味わいにご飯が進みます。
デザートの「豆乳プリン」
自然の甘味が心地良い一品で、昔幼い頃母が作ってくれたプリンに、どこか似てましたよ(懐かしい)
京町家といっても旧家に近い趣きがあり、普段使いは勿論のこと、ちょっとした席に使用しても、障りない雰囲気を兼ね備えています。
またこの界隈は神宮や美術館、動物園、ロームシアター等の観光地が集中し賑わうため、風情を求め静かに過ごしたい人には、打ってつけの場所といえるでしょう。
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