境港市渡町「平田屋そば店」 【626】
境港市の玄関口「米子鬼太郎空港」から県道47号線を北上、途中「竜ヶ山球場」を横目に約1.5㌔進んだ交差点「渡公民館前（渡部医院角）」を左折、住宅街に入り細い路地を抜け「案内看板」に従ってたどり着いてください（最後の路地は車1台分の幅しかありませんが、店舗斜め向かいに広い駐車スペースがありますのでご安心を）
いかにもという面構えの外観。 創業150年を越える県下一の老舗蕎麦屋とあって、威風堂々としていますね。
明治以降この辺りは製糸業の拠点地として栄え、その面影がこの外観、界隈に未だ色濃く残っています。
外観同様趣のある店内。 なんともいえない雰囲気ですねぇ、、
玄関先に揚げてあるメニュー表。 「釜あげ」「山かけ」「ざる」これだけ！ってのも潔くてＧＯＯＤ！
当然その中からおやじがオーダーするはコレ！
「ざる ￥650」
価格の割にはスモールなれど、老舗ならこんなもんかな。
蕎麦は更科系の細麺で配合は二八ながらその割りに香りが立っており、コレだけの細麺でありながら、のど越し、舌触り、食感（コシ）が抜群に良いのは、繋ぎの小麦粉の力ではなく技量によるところが大きく、伊達に150年の歴史を重ねてないことが良く分かる。
ツユは強めであり「藪蕎麦」同様、チョン漬けで嗜むのが良い。
歴史をつむいだ味を「蕎麦好き」なら是非一度体感して欲しい、おやじお勧めの名店です。
