道路脇や住宅街に最近目立つ黄色い花、、、
「オオキンケイギク」
最近メディアで、よく取り上げられるようになったこの植物。 「特定外来生物」に指定され、法律により栽培・販売・運搬が規制されています。
平たく言うと「オオキンケイギクは強い繁殖力で「あっ!」と言う間に広がり、生態系に影響を及ぼすので、見つけたら直ちに引っこ抜け!!」って事です。
でもね、一般の人々には、どの花が「オオキンケイギク」なのかは、さっぱり分からない。 この時期、黄色い花で群生するのは同じ帰化植物の「ブタナ」であったり、ひょっとすれば黄色いタンポポを、「これの事!?」って誤解する人もいるはず。
上の写真を見て「ああ!!」って分かる人はめったにいない。
駆除しなければならないのに、PR不足だったり、分かりやすく説明しようとしない、所謂典型的な「お役所仕事」だねこれは。
分別収集やCO2削減には一生懸命だけど、これも生態系保全のための立派な環境問題と言えるのに、ある意味野放し状態、日本の環境問題の取り組み方の「片手間さ」を象徴するような事例ですよ。
この数年、とてつもなく広がって、ようやく本腰を入れつつあるけど、まだまだ対処が遅い。 「特定外来種」はまだまだ沢山回りにはあるんだけど、、。(勿論、植物以外にも)
先週、町内のオオキンケイギクを植栽しているお家を、一軒一軒回り説明して駆除をお願いした。 全てのお家の方は、事情を知らず植栽していた。 当然悪意?をもって植えてる人なんて居ませんよ。 誰もがきれいな花と思って植えているだけです。 だからこそ、しっかりとした行政のPRが必要なんです。 分別と一緒なんです(僕の持論は、分別なんて、環境に逆に負荷をかけていると思っていますが)しっかりとPRしないとダメなんです。
但し一番大事なこと、、、、
オオキンケイギクには、一切罪はありません。 日本に持ち込んだ人間(業者)が悪いのです。(ここまで広がるとは予想もしなかったでしょうが、、、)
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