昨日目当てのお蕎麦屋さんが食べれなかったので、昼食に食べに行きました。
多分、米子では一番人気のお蕎麦屋さんです。(雑誌やネットで紹介されています)
米子市和田町「大吉」 【7】
弓ヶ浜半島の境港より、ぽつんとした住宅街の一角にあり、お店自体も普通のお家を改造したものです。
蕎麦は見ての通りの「割子」出雲蕎麦。
今日は奮発して、そば定食 2,000円也 割子3枚、寿司2貫、えびの天ぷら、出汁巻卵、蕎麦掻、とここの全メニューが勢ぞろいした定食です。
蕎麦だけ取れば、割子としては上ではあるものの、「小だに」の様に「きれ」は無い。 蕎麦粉についての追求も、やはり「小だに」にはかなわない。
ここで評価が高いのは、総合的な蕎麦屋としてだろう。 特にえび天のサクサク感、そして一押しの一品「蕎麦掻」のモチモチ感といい、大げさに言えば「椀の世界観」を醸し出している。 他では味わう事のできない一品だといえる。
これらが「総合評価」として、一番人気となっているのだろう。
「蕎麦食い」「蕎麦打ち」の僕としては「蕎麦技能」の分かる蕎麦屋では満足できない、何かの部分で「この技能は?!」と「解けない」部分がないと面白くない。 そう言う点で前出の「小だに」「田久」は「どうしたらこの蕎麦を打つことが出来る??」と疑問を投げかけてくれる。
それと1つ気になった事。 割子はたれを直接器に掛け食すが、それだったら問題が無かったが、僕は蕎麦本来をまず味わうため、始めにそのまま2,3本食べる。 その時全部が引っ付いて蕎麦が器から出てきた。 これは蕎麦を〆て、器に盛ってから時間が経っている証拠。
蕎麦職人としてはこれではだめだ。 〆たらすぐ出す、素人でも知っている基本が出来ていない。(これだけで味、風味を損なう)
辛口に書いたけど、一押しにしている「蕎麦食い」が僕のブログを見たら炎上するでしょうね。
それでも総合的に見れば、県内でも上位の蕎麦屋さんである事は間違いない。
「蕎麦掻」は是非とも一度味わってみてください。
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