飲んだと言っても、コップに僅か5分の1程度の白湯ではあるが、スプーンで少しずつ、のどを通る感触を確かめながら飲む。
「何だか、脇腹の方にいく感覚があるけど、縫った箇所が引っ付いていないのかしら?」
「漏れているなら、お腹に刺してあるチューブから出てくるから(出ていないので)、心配ないよ。」と僕。
4日ぶりの感触を楽しむかのように、矢継ぎ早にスプーンを口に運ぶ。
「看護士さんが言ったでしょ? 急いで飲んじゃ駄目だって、、。」
「朝、昼、晩と分けて飲めばいいんだから。」と促す。
術後4日間で多くの山を越えてきた。
ここまではまずまず順調で、日に日に元気になっている様子が目に見えてはっきり分かる。
母の、以前より増してその痩せた姿を見ながら、
「よかったね。 もう少しがんばろうね。」と心の中で呟いた。
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