滋賀県高島市マキノ町海津2080 「古民具・古道具&カフェ 海津」 【1114】
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琵琶湖北西部に位置する高島市「マキノ町」は、全国で初めて片仮名を用いた自治体として知られる、自然豊かな湖畔の町です(広域合併により、高島市の一部となりました)
春、湖岸を約4㌔にわたり桜色のトンネルで埋め尽くす「海津大崎*」の玄関口の湖畔に、そのカフェはひっそりと佇んでいました。
*日本の「さくら名所100選」にも選出され、関西では遅咲きの桜として、つとに知られています。
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店頭のメッセージボード。
イガグリ頭の番頭さんのイラストが、なんとも微笑ましいですね。
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江戸時代の安政年間(200年以上前)に建てられた蔵をリブートした、独特の重厚さ漂う店内には、古民具や古道具が所狭しと展示販売(主に器類)されています。
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天井を筋交う漆黒の梁に、歴史の重みを感じます。 どちらかというと、ギャラリー的要素の方が大きいですね。
尚店内はテーブル席のみで、約15名の収容能力がありますが、メインは奥琵琶湖を一望できるテラス席となります。 但し言うまでもありませんが、おやじ単独ではその絶景を占拠することは出来ませんので、自ずと屋内に留まることになります。
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メニュー表。
フードメニューは2種類と少なく、ランチを楽しむというより、カフェタイムを過ごすのがベターと言える構成です。
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「カレーライスと飲物のセット ¥1,200」
カレー、漬物、ヨーグルトが先ず運ばれてきましたが、メインのカレーを一目見てムムッ、、
明らかに「業務用」のそれであり、チョット残念
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アフターの珈琲(メープルクッキー付)
フレンチプレスコーヒーメーカーで運ばれてきて、思わずビックリ! 紅茶用ではポピュラーですが、珈琲専用で出されたのは初めてでした。
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番頭さんより「砂時計の砂が落ちたら、プレスしてください」と説明を受け、待つこと約4分、その後ゆっくりとプレスしカップに注ぎます。
全体的にはライトな感覚ながら、フレンチプレスの特徴である油分も十分に抽出されており、豆本来の旨味と円やかさが加わり、一般的なネルやサイホンとは違う側面が味わえ良い。 また後味もスッキリしており、雑味の無いピュアな舌触りは「至高の一服」と言える。
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テラスを湖畔から見上げます。
テラスにはテーブル席が2つ設けられ、それを支える石積みは江戸時代中期のものであり、約300年の歳月に耐えてきました。
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テラスからは全面に、美しいレイクビューが広がっています。 湖南と違い、水面の色が濃く、深みもあり、神秘的なものすら感じます(点々は湖水浴を楽しむ人々です)
至高の一服をいただきながら、母なる湖に想いを馳せる。 一瞬時が止まったように感じたのは、気のせいでしょうか。