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玄鹿(滋賀県・甲賀市)

「故郷」に戻ったような感覚になる、和みの蕎麦屋さん。



滋賀県甲賀市土山町前野138-6 「手打ち蕎麦 玄鹿」  【1105】



三重県との県境にほど近い「近江茶」の産地「土山町」の、新名神高速道路「土山IC」を下り、東海道「国道1号線」方向へ向かい、国道のアクセスポイントである「前野交差点」の手前右路地を入り、その約200㍍先左手の普通の民家が目的の蕎麦屋さんです(ICから約3分のところに在ります)



外観同様内装も、まんま民家の佇まいであり、田舎の親戚の家にお邪魔したような感覚に陥ります。     室内は広間が2つで、テーブルが5つ配置してあり、約25名収容できます。  尚混雑しても「合席」はせず、のんびりと過ごすことが出来ます。



席に座ると先ず運ばれてくる、水蕎麦と蕎麦あられ、そしてそば茶。
水蕎麦には地元鈴鹿山脈の涌き水が使われ、清涼感のあるシャキッとした味わいがあり、滑り出しは上々です。



メニュー表①
写真入りで詳しい説明書きが添えられており、初めてでも様子が分かり戸惑いません。



メニュー表②
「盛り」で800円は少々高めの設定です(写真通りの分量なら)



メニュー表③
所謂ぶっかけも用意されていますが、ピュアな蕎麦をおやじは楽しみたいので、殆どこの手はオーダーしません。



メニュー表④
コチラは普通のメニュー表。  シンプルな構成に、拘りと自信を感じます。



蕎麦の薀蓄。
蕎麦の種類は2つで、挽ぐるみの「田舎」と外皮を抜いた「吟醸(せいろ・更科)」に分かれ、それぞれ産地も違います。



「そば膳 舌代1,600」

盛り、天ぷら、変わりご飯、香の物がセットになった膳ですが、この量でこのお値段はやはりチョイ高めです。   「変わりご飯」所謂「かやくご飯」は、素朴さが全面に出た優しい味わいでOK!



田舎蕎麦。
細切りの二八蕎麦だが、一目で最後のさらしに問題があることが見て取れる(ヌメリが完全に取れていない)  これは細麺仕立てにより〆のとき「麺切れ」を恐れて、工程が緩くなっていることに原因がある。
但し、蕎麦粉自体は流石と言えるクオリティーの高さがあり、この時期の蕎麦にしては香り、力感とも申し分ない。   またその他の工程には技術力の高さが垣間見え、しなり、舌触り、のど越しどれをとっても一流品と言える。   やはりおやじ的には、もう少し麺を太くした方が完璧になると思います。 



天ぷら。
蕎麦屋特有の、やや硬めの衣で仕上げてある一品。   塩で頂くなら、もう少し軽やかさがあった方が良い。


それでも全体のレベルは高く、しかも(混雑していても)ゆっくりと落ち着け「故郷」に居る心地がする、癒しの蕎麦屋さんって感じがする名店です。

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