まるで過去と現在を行き来するゲートに迷い込んだかのような、時を流浪する喫茶店。
鳥取市気高町新町3丁目6 「喫茶トナカイ」 【3464】
貝日和を後に県道まで戻り国道9号へと向かい、ほどなくの「ヤサホーパーク」を過ぎた斜め左前方に佇む、郷愁感漂うロッジ風建物が目印の、なつかし喫茶です。
それこそ以前の会社の営業職時代、近くに取引先があって、しょっちゅう前を通り気にはなっていたものの、一度も伺うことなく今日に至ることに。
イメージ以上のディープにノスタルジーに浸れる、いつ朽ち果てるか危ういばかりの煤け度の、時が止まった店内。
見上げると天窓から柔らかな陽光差しこみ、外部から遮蔽された別次元を、あえかな光のごとく演出しています。
何故かしらじんわりと心に染む、哀愁を帯びた手書きのメニューボード。
「ホットミニセット 800円」
温め直しの少し焦げ臭い、昔ながらのそれではなく、軽いタッチで苦味と酸味が微妙に両立しあい、ある意味期待を裏切る、なかなかの一服👍👍👍👍👍👍👍👍👍👍👍👍
熱々の卵焼きとハムのコンビネーションが、昔おふくろが作ってくれたサンドウィッチにそっくりで、当時の笑顔が目に浮かぶ💙💙💙💙💙💙🐣🐣🐣🐣🐣🐣
ひと時、過去と現在を彷徨いつつ行き来し、自分を見つめ直す。 時の流れは一方向ではなく、意思によって自由に立ち止まれ、はかなげで危うい時空の旅人となる。