山々の緑、川流れの音、土のにおい、すべてがあの頃とリンクする。
八頭郡智頭町芦津707 「山菜料理 みたき園②」 【1354】
涼をもとめ自然豊かな癒しの森、智頭町・芦津渓(あしづけい)の「みたき園」さんへ。
樹々の合間から見え隠れする古民家の軒が、時折木漏れ日によりキラキラとゆらぎ、この世のものとは思えないほどの、夢幻的(むげんてき)情緒漂わせつつ、シャワシャワと蝉しぐれ心に沁み、此処は別世界。
幾年もの風雪を耐えてきた、苔生した石置き屋根が、独特の郷愁感いざない、まるで幼き頃、祖父母が待つ田舎家に帰ったかのよう。
当時も朝どれのスイカやキュウリが、土間に置かれたたらいに浮かび、今か今かと待ちわびていたのを、昨日のように思い出す🍉🥒
ここまで広い母屋ではなかったが、漆黒の梁や柱、剥き出しの天井を仰ぎ見ると、古い記憶が堰を切りよみがえる。
突き出た窓の眼下には谷川が流れ、涼風とともにせせらぎや、鳥の声が聞こえ、我先にと陣取った、庭先の縁台と時を越えリンクする。
飾り気のない素朴なごっつおなれど、一つひとつが穏やかで滋味深く、寛大さや癒しを覚え、懐石やフルコースさえ遠く及ばず。
そうそう祖母がつくった煮物も、じんわり出汁が効き、そのまま、、、
フキにイタドリ、ヨモギも、いっしょに土手に摘みに行った、、、
村に小さな養殖場が在り、幾度ヤマメ釣りに挑戦するも、ほぼ釣れなかった、、、
今でも甘味の基準は、あのころ食べた羊羹の甘さ。
すべてがなつかしく、夏のおもひでとリンクし、我に返るまで、そこに居るのは10歳の童。
★竹コース 3,300円 ★特製山椒味噌の焼ヤマメ 880円