大阪市北区梅田1「梅田はがくれ 本店」 【794】

JR大阪駅または阪急うめだ駅から「御堂筋線(国道176号線)」を曽根崎・淀屋橋方面へ約500㍍程南下した右手「大阪駅前第3ビル」地下2階にある、大阪を代表するうどん屋さんです。
この数年JR大阪駅北側の大規模な再開発により、以前ほどの人の流れがありませんが、此処だけは別格の、行列が途絶えることの無い人気店です。
また店名に「本店」と付いていますが支店はなく、同名のお店を関西圏ではよく見かけますが、全くの別物です。

メニュー表。
梅田のど真ん中にありながら良心的な価格帯であり、その飾らない「庶民派」もウケル要因の一つです。
この日開店10分前に(午前11時開店)到着しましたが、既に暖簾が掛かっており先客が2名ほど。 その後5分ほどであっという間に、カウンター席のみの15席しかない店内は満席状態に。 食べ終えて店を後にする頃には長蛇の列が、聞きしに勝るとはこのことですねぇ、、(と言うわけで店内の撮影はできませんでした)

「生しょうゆ定食 ¥800」
冷たく〆たそれに薬味をのせ、さっと生醤油をかけ掻きこむうどんと、かやくご飯がセットになった、おやじお気に入りのサービス定食。

先ずはかやくご飯。
独特のつや加減がなんともで、コレを食べると「大阪に来た~♪」と実感できる一品。

見よ! このツヤツヤのうどん!
「生しょうゆ」をオーダーすると、大将またはスタッフが「食べ方」を知っているかどうか先ず聞いてきます。
そこで「知らない」と答えると大将がカウンター越しに乗り出してきて、薬味のおろし、ネギをのせ、徳島特産のスダチを絞り、生醤油を2回半回し「かき混ぜたらあかんで~! 粘りが出るから、、真ん中からうどんを2本持って、ツルツルっとすすってや~」「なんべん言ってもかき混ぜるンやから、、」とマシンガントークが炸裂します。
おやじは「大丈夫」と答え(大将には申し訳ないが)そのまま4~5本つまみうどん本来の旨味を確かめ、それから薬味、生醤油と足していきます。
お隣に坐ったおねーさん2人組は、茨城から来たとかで「うるさい位」纏わり付いていましたねぇ、、
肝心のうどんだが、完全な手打ちではなく「延し」の工程に機械を使っているので、その辺りが若干ツヤ、食感に影響を与えている。 しかし厳選された小麦粉を使い、茹で置きをせず10分間待つ、冷水に晒す、を完璧にこなしているため、そのマイナス分は僅かといえる。
まぁ此処ではうどんは「四感」で味わい「耳」は大将のトークに傾ける必要があるでしょう(五感で味わいたい方には、チョット難儀です)