握りこぶしでファイト!

認知症の母との生活を中心に、日々のよしなし事を書きます。

リトルアジアマーケット

2021-06-30 23:32:00 | 日記
自宅から自転車で7〜8分のところに、70年の歴史がある商店街「吉塚市場」がある。
我が家では、ここの八百屋で山芋(長芋)、豆腐屋で豆乳を買って、毎朝ジュースを作り
母親に飲ませているのだが、古い商店街である吉塚市場もご多分にもれず、老朽化が進み、
シャッター街化していて、いつまでここで買い物が出来るのか分からないような状態であった。

“あった”と、過去形なのは、その商店街が昨年12月に「吉塚市場リトルアジアマーケット」
としてリニューアルしたのである。
空き店舗だったところに、新たに、ベトナム、カンボジア、ミャンマー、タイ、中国、韓国の料理店、
食材店がオープンした。

そして、今年の3月にはミャンマーから「金色の釈迦像」が到着、新たに建設された「吉塚御堂」に
安置された。
金色に輝く高さ2メートルの「お釈迦様」の到来は地元メディアにも紹介され、注目されていて、
日曜日には遠方からの来客もあるらしい。

この地域はJR博多駅の東側、ひと駅の吉塚駅から5分足らずという立地でバスの便も良く、
スーパーやディスカウントストアーも多い。
このため、古くからの個人商店や商店街の生き残りは難しいと思われていたようだ。

アジアに開かれた都市としての歴史を持ち、交流も盛んで、日本語学校も多いという
条件に着目して、地域活性化の補助金を獲得し、新たな道を歩み始めている。

日本とアジアを満喫出来る、そんな「吉塚市場」を応援している。

明日は、豆腐屋さんと漬物屋さんで買い物をして「アジアンプラザ」でベトナムコーヒーを
飲んで来ようかな。

アーケードの入口



ミャンマー料理のチョウゼヤ
ーお店は銭湯だったところをそのまま利用している







金色のお釈迦様
ークーデター前にミャンマーから来ました
ー手を合わせているのはミャンマーから来ている「チョウ君」





アジアンプラザ(交流施設)







駄菓子屋さん
ーいまでも子供に人気のようである



豆腐屋さん
ー豆乳は売り切れるため、要予約



ミャンマー支援



シャッターアート









いつも新鮮でいいね!

2021-06-28 11:31:00 | 日記
「もう〜、何しよっと!」
今日は母親のデイサービス利用の日。
パジャマから外出着に着替えている最中にカッとなってしまい、つい声を荒げて
プチ喧嘩状態になってしまった。
準備した服に着替えたかと思ったら、脱いでまたパジャマを着ている。
脱いだり着たりを、何度も繰り返すのである。
認知症が進行すると、よくある行動らしいのだが。

同じことを何度も言ったり、繰り返し聞いてきたりすることは日常的な
ことである。
認知症は脳の病気なので仕方ないと分かっているのだが、
急がなくてはならない時や、こちらがイライラしている時は、
今朝のようにつつい怒りを爆発させて大声を出してしまう。

何とか穏やかな心で介護ができないものかと、ずっと悩んでいたのだが、
3年ほど前、知人から「アンガーマネジメント」という心理療法があって、
怒りの心を上手にコントロール出来ると聞いた。
さっそく「アンガーマネジメント入門講座」を受講してみた。

そこで学んだ方法で、今も実行しているのが「コーピングマントラ」である。
“魔法の呪文”を決めておく。そして怒りを感じたら、その呪文を唱えて、
気持ちを落ち着かせることを実行している。
カッとなった時の我が家での呪文は、「いつも新鮮でいいね!」
この言葉を3回繰り返して、大喧嘩にならないように心掛けている。
言葉自体に意味があるというよりも、言っている時間(6秒)が
最悪の事態を防ぐのに必要だということらしい。

母にとって、今自分が聞いたこと、今言ったこと、今やったこと
記憶していない、すべてが新しい出来事なのである。
母の方は怒られたこともまったく覚えていない。
しかしながら、お互いの気持ちは傷ついている。
母の普段見せない厳しい表情、もっと優しく言えば良かった。
自己嫌悪、、。

アンガーマネジメントは仕事や子育ての現場でのストレス解消に
有効なスキル。
ネット上の日本アンガーマネジメント協会の頁など参考になる情報が
多数ある。例としてはしてー
https://www.angermanagement.co.jp/blog/7248










ご褒美うどん

2021-06-24 20:05:00 | 日記
母がショートステイから戻って来た。
今日も迎えに行った帰りに、いつものうどん屋さんで夕食を済ませた。

母にとって、月に一回のショートステイは、自分の好きなように過ごすことが出来る自宅とは違う生活をすることになるため、出来れば行きたくないのである。

初日の朝は、不安な様子で「何処に行くと?」といつも聞かれる。
「私たちは用事が有って泊まりがけで出かけるので、一人になるよ。一人でおりきらんやろ。お母さんが来るのを皆んな待っとるよ」と言って納得(?)させて送っていく。

2泊3日が過ぎて、迎えにいくと「良かった、良かった」と言って、手を握ってくる。
施設からの連絡ノートには、「他の利用者とお喋りをしたりして、マイペースで過ごされました」と書かれているので、家のことなど忘れているようなのだが、、。

まあ、そんなこともあって、ご褒美のつもりで母親が好きなうどんを外食して帰るのが我が家のルーティンになっている。

お椀に小分け
麺をカットするハサミ持参


うどん定食
ー食べ始める前にパチリするのを忘れました。





時には子どものように

2021-06-23 12:09:46 | 日記
今年の3月末、家族でお花見に行った。
「いい天気やねぇ」と母に言うと、青空に向かって両手を突き上げ、"握りこぶしでファイト"。
周りに他人が居ようが何の忖度も無し、これが今の母の自然体。
腹の立つことも多いけど、可愛い母親である。

満開の桜の下で







平熱に戻る

2021-06-23 11:57:00 | 日記
コロナワクチンの副反応で発熱していた母親が
昨夜、平熱(36.3度)に戻った。

大事には至らないだろうと思いつつも、
何せ高齢なので、もしかして体調を崩して
このまま、、。
正直そんな不安もよぎったのだが、今朝は
普段通りにデイサービスに出掛けて行った。

大正、昭和、平成、令和を生きて来た「生命力」
その強さに今回も脱帽である。