5月終了。
きっと19興行。
ゴールデンウィークは10日中9日プロレス見てましたが、
決して詰め込んだわけでもなくて、連戦の中で選んだ結果。
“見てみたい”とか“興味がある”ような、
普段ならば行ってる興行を
金銭面と体力面で見送ったりもしました。
そのあとはことごとく休日出勤とのバッティングで、
行きたい興行に行けないパターンが続出して半泣きになったので、
思い立って仙台行ったりしてます。
つまるところ、いつもどおりです。
《ベストバウト候補》
1.2 我闘雲舞 市ヶ谷 “黒天使”沼澤邪鬼vsアントーニオ本多vs帯広さやか
1.3 DDT 後楽園 島谷常寛vsエル・リンダマン
1.4 東京女子 後楽園 坂崎ユカ&瑞希vs里歩&中島翔子
1.5 東京女子 北沢 坂崎ユカ&瑞希vsミリー・マッケンジー&渡辺未詩
1.6 ガンプロ 北沢 石井慧介vs勝村周一朗
1.22 我闘雲舞 新木場 笹村あやめvs駿河メイ
1.22 我闘雲舞 新木場 高梨将弘vsGENTARO
1.22 我闘雲舞 新木場 里歩vsコマンド・ボリショイ
2.6 DDT 新木場 HARASHIMA&坂口征夫vs大石真翔&梅田公太
2.16 マッスル 両国 ペドロ高石vs青木真也
2.16 マッスル 両国 アントーニオ本多vsDJニラ
2.21 ガンプロ 新木場 石井慧介vs藤田ミノル
2.28 大日本 後楽園 竹田誠志vs佐久田俊行
3.15 我闘雲舞 市ヶ谷 アントーニオ本多vs駿河メイ
3.22 我闘雲舞 新木場 世志琥vs駿河メイ
3.26 YMZ 新木場 朱崇花vs阿部史典
3.30 東京女子 新木場 中島翔子vsぴぴぴぴぴなの
3.31 東京女子 スターレーン 山下実優vs坂崎ユカ
3.31 DDT スターレーン 勝俣瞬馬vs朱崇花
3.31 DDT スターレーン 佐々木大輔&遠藤哲哉vs大石真翔&旭志織
3.31 DDT スターレーン 竹下幸之介vs黒潮イケメン二郎
4.14 ガンプロ 王子 石井慧介vs今成夢人
4.14 ぽちゃじょ 王子 今成夢人vsまなせゆうな
4.14 石井慧介プロデュース 王子 石井慧介&岩崎孝樹vs勝村周一朗&藤田ミノル
4.15 color's 新木場 山下りなvs茉莉
4.16 センダイガールズ 後楽園 里村明衣子vs sareee
4.16 センダイガールズ 後楽園 橋本千紘vsジョーディン・グレース
4.17 酒呑童子 新宿 HARASHIMA&KUDOvsMIKAMI&タノムサク鳥羽
4.17 酒呑童子 新宿 高梨将弘vs坂口征夫
4.27 我闘雲舞 板橋 水森由菜vs瑞希
4.27 我闘雲舞 板橋 里歩vs高梨将弘
4.29 くいしんぼう仮面興行 新宿 ビリーケン・キッド&ツバサvsSUGI&政宗vsアルティメットスパイダーJr&タコヤキーダー
4.29 くいしんぼう仮面興行 新宿 くいしんぼう仮面の魂&スペル・デルフィン&ペロvs丸山敦&菅沼修&ミラクルマン
5.2 FREEDOMS 後楽園 新井健一郎vs“brother”YASSHI
5.2 FREEDOMS 後楽園 GENTAROvs竹田誠志
5.2 FREEDOMS 後楽園 葛西純vs藤田ミノル
5.6 ガンプロ 板橋 田中将斗vs今成夢人
5.6 我闘雲舞 市ヶ谷 さくらえみvs駿河メイ
5.12 OZアカデミー 新宿 アジャ・コング&AKINOvsLeon&倉垣翼
5.19 DDT 後楽園 高木三四郎vsMAOvs吉村直巳vs上野勇希
5.19 DDT 後楽園 竹下幸之介vs高尾蒼馬
5.29 BASARA 新木場 藤田ミノルvs阿部史典
5.30 我闘雲舞 市ヶ谷 里歩&さくらえみvsアントーニオ本多&駿河メイ
FREEDOMS後楽園大会から、ごっそり3試合。
まずは、UWAジュニアヘビー級王者・新井健一郎の素晴らしい腕攻め。
厳密に言えば腕攻めですらない、
ひたすらリストロックとフィンガーロックだけで試合を作り、
brotherYASSHIにほぼなにもさせなかったという恐ろしさ。
新井健一郎というプロレスラーの奥深さに慄きました。
そしてGENTARO選手の周年試合は、
現在“最高の相手”の一人である、竹田誠志とのシングルマッチ。
欠場前と欠場後ではできる動きの幅は狭まったかもしれないGENTARO選手ですが、
恐ろしいことに、表現の幅は全然狭まってないっていう。
“プロレス評論家プロレスラー”、20周年おめでとうございます。
メインの葛西純vs藤田ミノルについては、
個人的には客観的に見るのが難しい試合。
ガンプロ後楽園でやろうと思っていた、
「人生を投影した闘い」。
その心残しも抱えながら、デビューからずっと知っている、
“デスマッチのカリスマ”葛西純に挑んだ試合は、
本当に人生を賭けるような激闘でした。
その、激闘の末の結論は、
「俺はまだ、何者でもない」
そんなことない、とは思いつつ、そのように考えるに至るところも、
わかるにはわかる。
本件につきましては、できれば別稿でもう少し掘り下げて
触れたいなあと思いました。
人生をリングに投影するように戦う選手は、
ガンバレ☆プロレスにもいまして。
今成夢人と田中将斗の一戦にも、とても心揺さぶられた。
DDTがZERO1の道場を使用していた頃、
新人である鷲田周平の指導を大家健と交代で行っていた今成夢人は、
自身が“プロレスラーといえるのかどうか”、
そして、その指導が“正しいかどうか”葛藤を抱えていたところ、
道場を訪れた田中将斗から「ガンバレ☆プロレス、頑張ってる?」と、
声をかけられたとのエピソードが語られています。
田中将斗選手にしてみたら、当たり前の、何事もないことかもしれない。
でも、自身が何者なのか不安と葛藤を抱えている身に、誰かが…
それも、あの田中将斗が“見てくれている”ことが、
どれだけ心強かっただろう…
そう思うと、入場だけで個人的には感極まってしまいました。
そしてなにより、田中将斗が、そのエピソードを綴った
今成夢人のブログをちゃんと読んで、その上で
リングで向き合っていたということ。
私もこんな、弾丸のような精神を持って生きたい。
そして市ヶ谷からまず一試合、
さくらえみvs駿河メイ。
6.4新木場での里歩への王座挑戦権を賭けたワンデイトーナメントの1回戦が、
試合までの流れも含めて秀逸。
さくらさんが(恒例の)ぎっくり腰によるダメージを抱える中、
杖を片手に試合に望むも、駿河メイは見事な動きで、
徹底して“杖攻め”。
相手の弱点を的確に見抜く嗅覚、
そしてそこを徹底して攻める攻撃性。
素晴らしい。
優宇選手目当てに初観戦となりましたOZアカデミー、
歴戦の猛者達によるタッグマッチが実に素晴らしかった。
一番印象に残ったのは、フリーの倉垣翼選手。
YMZを中心に見る機会の多い選手ですが、
猛者の中に放り込まれると、その適応度合いが凄まじい。
DDTで行われたいつどこ争奪5way。
ことこの試合に関しては、
(おそらく満場一致でそうだと思いますが)
上野勇希が完全なる主役であり、
また、もう、ただただその人でなしっぷりに酔いしれるばかりの試合でした。
KO-Dトーナメント、色々な立場で
色々な意見があると思いますが、
やっぱり面白かったです。決勝。
僕の望んだ結末の芽は、ドンドンドンドン摘まれていってはしまったのだけれど、
個人的な“原初体験”の中にあるプロレスラーが、
ここまで手をかけたことに感慨があったり。
あと、どっちも全てを出したとは思ってないので、
“これがあれば”“あれがああなっていれば”…
たらればを考えてしまうくらいには、
この試合に向ける感情がありました。
カードが決まってチケット取りました、
BASARAの新木場宴での頂天1回戦。
目当てはもちろん、藤田ミノルvs阿部史典。
ミさんのあまりにも特徴的な入場が割とフォーカスされましたが、
やっぱり試合内容が期待通り、抜群に面白かった。
相手のやりたいことを動作一つで巧みにズラし、ペースを作る(崩す)阿部史典と、
気付けば泥沼のように、自らの試合へと作り変えていく藤田ミノルと。
“似てる”とは言いませんが、おそらく互いに、
思うところのある一戦だったと思いますし、
見に行って本当に良かったと思う一試合です。
そして最後に月末市ヶ谷。
平日にみるアントーニオ本多には、魔物が憑いている。
そして、 #Elite is #Elite .
“AEWかぶれ”さくらえみ&里歩に、
“ローカルインディーレスラー”と揶揄されたアントーニオ本多と駿河メイが、
2万人を驚かせた二人と同じように、70人を驚かせるその様に、
個人的にはただただ感服。
アントーニオ本多が途中、同じように普段着の試合で、
共に両国メインを戦い抜いたDJニラのジャンピングローキックを放った場面は、
何かしらの種類の、大きな感動がありました。
《最優秀興行》
1.7 Fight Club Pro 後楽園
1.20 AWGカラーズ 新木場
1.22 我闘雲舞 新木場
2.6 DDT 新木場
2.16 マッスル 両国
3.9 モーニング闘争2019 スポルティーバ
3.19 琉球ドラゴン 新木場
3.26 YMZ 新木場
3.31 DDT 博多スターレーン
4.14 ぽちゃじょ 王子
4.16 センダイガールズ 後楽園
4.17 酒呑童子 新宿
4.27 我闘雲舞 板橋
4.29 くいしんぼう仮面興行 新宿
(5.25 AEW Double or Nothing)
さくらさんからすげえいい話を聞いたことは、
できる限り記憶に留めておきたい。
《新人賞》
猫はるな
水森由菜
愛野ユキ
《ベストタッグ》
坂崎ユカ&瑞希
里歩&中島翔子
SAKI&水森由菜
りんごとハチミツ
ドロップアウトローズ
ネーミングと面子が最高
《最優秀団体》
ガンプロ
我闘雲舞
BASARA
…あたりに投票したい
あ、あと、AEW。
クリストファー・ダニエルズみたい。
《プロレスを伝えたでしょう》
舞台「Fate/ Grand Order」(赤井沙希出演)
レスラーズグラフィカ3
《MVP》
里歩
藤田ミノル
佐久田俊行
石井慧介
※独断と偏見による月間MVP
1月 里歩
2月 大石真翔
3月 藤田ミノル
4月 石井慧介
5月 駿河メイ
5.1ゴーゴーグリーンカレーコップンカップ、
アントーニオ本多との“りんごとハチミツ”で出場し、
先輩である紺乃美鶴を突破しての準優勝。
直後、スーパーアジア王者里歩への挑戦の意志を示したことで、
所属4人による挑戦者決定トーナメント開催に漕ぎ着けると、
腰の状態があまりにもよろしくないさくらえみを
徹底的に挑発しまくる様は、圧巻。
試合で、杖を持ったまま試合をするがばいじいちゃんですら、
おそらくは経験したことがないであろう多彩な
“杖攻め”でさくらさんを追い込み緒戦突破すると、
勝ち上がってきた水森由菜から初の3カウントを奪取。
トーナメント優勝を果たしました。
さらに、GW期間中に日本で女子プロレス行脚をしていた
プロレスリングEVEプロモーター・ダン&エミリー夫妻から
その活躍ぶりを認められ、11月に開催となるリーグ戦“SHE-1”へ、
招待選手としての出場も決定。
令和が始まって6日間で、様々なものをごっそりその手に収めました。
センダイガールズでは里村明衣子との“メイコメイ”で
優宇&Sareeeというあまりにも強靭な二人と相対すると、
自身の武器を思う存分発揮し、なんとフルタイムドロー。
デビュー1周年、そして20歳の誕生日も迎えた駿河メイ、
勢いとかどうとかじゃなくて、このとにかく存在を刻み込む力は、
ますますもって、めちゃくちゃ強い。
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