古典の先生に
「C(娘のこと)さんは、大学で古典文学を専攻すると思ってた」
と言われたらしい。
古典は確かに好きな娘やけど、おかんは娘が古典を勉強しに大学に行くとは一度も思ったことがなかったわ。
担任の先生には
「農学部を希望すると思ってた」
って。
農学部の方は、娘、ちょっと考えてた。もしかしたら、ギリギリ考えるかも
ウミウシ好きやし、海洋生物好きやし。
でも、娘は文系やし、無理やな~。
最近の大学では、文系から農学部受験できるところもある。
なぜ文系から学生を取るのか、それは公民に強い学生がほしいから、と娘は言ってた。
公民、あかんわ~
農学部から娘はお呼びじゃなーい
クラシック音楽が好き。
演劇が好き。
バレエが好き。
スペイン語が好き。
キューバ音楽が好き。
美術館巡りが好き。
お寺巡りが好き。
海洋生物が好き。
天文が好き。
本を読むことが好き。
古典や漢文が好き。
漫画も好き。
哲学も好き。
神話が好き。
宗教学も好き。
心理学も好き。
プレゼンテーションが好き。
リベートも好き。
アロマも好き。
こんな好きなことのある娘。
私があれこれ言わずとも、自分が勉強したいこと、ちゃんと考えてた。
好きなことがいっぱい詰まってる学部。
受かるのは難しいやろうけど。受かる大学は好きなことが減ってしまうかもしれへんけど。
娘は行きたい大学は実はなくて、大学に行って勉強したいことはある。
自分が勉強したい授業がある大学に行きたい。
大学の偏差値とか、ネームバリューは考えてない。
前の高校に行ってたときは、逆やった。
とにかく凄い大学に行きたいって言ってた。
学部や学科はなにも言ってなかった。
前の高校の担任も
「自分は国立大学卒業や」と声高に胸張ってた。
本当は法学部に行きたかったけど、点数が足りなくて文学部に行ったらしい。
今の娘は
「それって違うなあ。でもあの高校に行ってたらあたしも、まだそんな価値観やったかも。だってあの高校、そういう先生と生徒ばっかりやもん」
人それぞれやろうから。
それがあってる人もいるやろう。
影響を受けやすい娘。
娘にとっていい高校に転校したわ。
せやけどね、公立と私立、逆ちゃうか? その志向、と思うの私だけやろうか。
私立こそ、ちょっとでも偏差値の高い大学に放り込みたいのとちゃうんかな。
大学に入った後のこと、将来のこと、なぜ私立の方が丁寧に生徒と向き合ってくれるんや。