昨夕まで元気だった3匹がすべて死んでしまった。
父がまだ元気だった数年前までは、父が餌を与えていた金魚だ。
15年以上育ち、尾びれの先端までの長さは25cmを優に超えていた。
近づくと、バシャバシャ豪快な音を立てて、餌をねだっていた。
どういうわけか、水流ポンプが一晩停止し、この暑さの中、朝の見回り時には2匹は浮かんでおり、1匹は沈んでいた。
突然の出来事に、朝は気が動転したが、取り直し庭の隅に埋葬した。
カエルは、池の隅でいつものように休んでいた。
3月の計画停電で水流ポンプが停止した時は、まだ寒い時期で、金魚は生き残ったが、今回はどうにもならなかった。
20年間付き合いのあった金魚屋さんは2年ほど前廃業してしまった。死んだ金魚はこの金魚屋さんで購入したものだ。その時は、水の管理を失敗して、それまでの金魚を死なせてしまったため、新たに6匹購入し、それが5匹、4匹と減ったが、1匹だけ新たに育ち、それがまた4匹、3匹と減っていた。
近くに唯一残っているペットショップ内の金魚屋さんで、小さな金魚を買ってきた。このお店も、この8月で閉じるはずだ。
これまでのバシャ、バシャという豪快な動きをする金魚から、チョロチョロと動き回る小さな金魚となった。
これまでの金魚は、餌をねだるとき以外は、深いところにいたが、購入したばかりの金魚は水面近くをチョロチョロしている。野良猫やカラスなどの餌食にならないか不安だ。
長生きしてくれることを望むばかりだ。
動物ではないが、植物でも異変があった。
門の横に植えてあったモッコクが枯れてしまったのだ。
ここの所、毎年春先に葉巻虫の被害を受けるようになったモッコクだが、今年の葉巻虫の被害は大きく、緑の葉が次々と茶褐色に変わり、次々と落葉していった。
落葉は、父が入院したころからさらに激しくなった。
葉巻虫をつぶしながら、持ち直してくれるように祈っていたが、父が亡くなるちょうどその日に、緑色の葉はなくなってしまった。
このモッコクは、私がまだ小学生だった頃、祖父(父の父)が、庭にはモッコクを1本植えておきたいものだ、というようなことを言っていたのを覚えていて、22,3年前に植えたものだ。5年ぐらい前までは、樹勢が強かったのだが、大きく成長するにつれて、葉巻虫の被害も大きくなってきた。それでも、春先に被害を受けても、これまで夏から秋にかけて元気を取り戻していた。今年はそれがかなわなかった。
金魚は動物であり、すぐに腐敗が始まることから、即日埋葬したが、モッコクは49日を目途に伐採することを考えている。
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