外は快晴だったため、車いすに載せて、窓際で日に当たらせた。
窓を少し開けて、窓の外に向かわせて、庭木の枝が伸びてしまっていることを話したところ、
「他の家のものだから、手入れできない」と母は答えた。
そして、「ここにいても何もできないからしょうがない」といった。
そこで、館内を車いすで移動した。
洗面台の大きな鏡に向かわせて、何が見えるか尋ねたところ、
「私の汚い顔」と答えた。
ホールで座らせていると、また、あの人がどうした、この人がどうした、あそこの人の作業を私ができない。とかわけのわからないことをしゃべり続けた。
走行しているところに、食事の前にパッド交換をしないとお尻が腫れてしまうとのことで、ベッドに戻した。
しばらくすると車いすに乗ってホールに戻ってきた。
その時、「守が来た」といった。
来てないよ、といっても、「あそこにいた」と言い張る。
また、配膳の人を指して、「井出さんが向うに行っちゃった」と言った。
以前は齋藤さんのことを井出さんといっていたけど、あの人も井出さんでないよ、といっても納得しなかった。
看護師の方から、
ここのところ、便秘で、ほじりだしていたのが、今日は出ていたとのこと。
この状態が続くといいのだが、と説明を受けた。
TVで総選挙のニュースをやっているのは理解していて、
「今度の選挙はいつだい」と聞くので、12月14日だと答えてから、今日は何日か尋ねたところ、13日と答えた。
今日は12月2日だからあと何日で選挙か分かる?と尋ねたところ、
「考えれば分かるかも」といったようなことを答えた。
また、1+1はいくつか尋ねたところ、「100」と答えた。
3+3は?と尋ねたところ、「分からない」と答えた。
手を握ったり開いたりできるか尋ねると、1回だけ、右手を握って開いた。
足踏みはできるか尋ねると、1回だけ両足を上下させた。
お茶が配られたが、今日はお茶を飲もうとしなかった。
「お前飲みな」といった。
その後も、あの人がどうした、この人がどうしたといういつの話かわからない話を聞かされた。
相変わらず、背中がかゆいといっているが、今日は掻いてくれとは頼まれなかった。
最新の画像もっと見る
最近の「日記」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2005年
人気記事