時々眺める富士山

今日も分けのわからないことをしゃべり続けた

今日の訪問時(午後3時半)、母はベッドで寝ていた。
介護の方が気を利かせて、ベッドを起こし、お茶とお茶菓子を持ってきてくれた。

今日は午後に入浴をし、その後疲れたので、お茶の時間も起きずに寝ていたのだという。

母は、お菓子として出されたおまんじゅうを、奪い取るようにして取ると、むしゃむしゃと食べた。
皿に戻して、少しずつ食べさせようとしたが、一旦つかんだおまんじゅうを手放すことはなく、時折せき込みながら4口で食べてしまった。2口食べ終わったところで、お茶を手渡すように顎で指示し、その時は不自由なはずの左手でおまんじゅうをつかんで、右手で茶碗をもってお茶を飲んだ。

そして、コップを私に手渡すと、残りの2口で、あっという間におまんじゅうを平らげてしまった。

そしたら、「お前のところの赤ん坊はどうしている?」
とまた古い話をした。
そんな赤ん坊はいないと否定すると、
「びっくりしちゃう話。小林さんがうちに住まわせてくれって、あの男の子を連れてきちゃったんだよ。大変だ。」とか話し始めた。

また、「宵のうちはどこかに行っていたの?」
「お前がここに住んでいるから助かる」
「晩御飯はもう食べた」
「今日は私たちで(晩御飯を)買ってきて食べた」
「石田に行った」

と次から次に、現実離れした話をする。
真顔で真剣に話す。

今日は、ホールで他の入居者がクリスマスソングを歌っていた。
歌が聞こえる?と尋ねると、
「子供たちの歌だろ。子供たちが来ている」
という。
いつも、みなでホールで歌っているのを認識できない。

それじゃ子供たちがいるか見てこよう、と促して、
車いすに座らせてホールに連れて行った。

子供たちではないことがわかっても、別に悪びれることは一つもない。

すべて、自分の合理化、正当化で生きている。

車いすに座らせる時は、いつもながら、「こわいよ」といっていろいろなところをつかむ。
手にだけは力が入るのだが、体(背中)、足には一切力を入れたり、自分から動いたりはしない。

これでは、介護の方が大変だというわけだ。
いちいち非協力的で自分勝手な態度に感じる。
介護の方もそれを感じているはずだ。

聞いてもしょうがない自分勝手な意味のない話を話し続けさせていると、どんどん自分勝手さが悪化するように感じる。外のことを受け入れさせないと、どんどんおかしくなって行くようだ。

結局、部屋に一人でいるとどんどん頭がおかしくなって行くように思われる。
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