2020年5月6日現在の国内の15観測地点の日平均気温統計
2020年の年換算平年偏差 +1.29 ℃ 平年値換算歴代順位 1位
2020年の年換算対前年偏差 +0.40 ℃ 前年値換算歴代順位 1位
前365日間の平年偏差 +1.71 ℃ 前365日間平均歴代順位 1位
単純平均の365日移動平均 15.229 ℃
2020年4月25日の極小値15.196 ℃を0.033 ℃上回る
2020年4月4日の極大値15.326 ℃を0.096 ℃下回る
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昨日の15地点の日平均気温の平年偏差の平均は―0.03℃で平年並みだった。15地点中8地点で日平均気温は平年比マイナス、6地点でプラス、飯田は平年値だった。多度津の日平均気温は平年比+2.3℃、宮崎は同+2.0℃、一方山形の日平均気温は平年比―2.2℃、寿都は同―2.0℃と気温の高い地点数と低い地点数もバランスしており、プラスとマイナスの偏差幅についてもバランスしていた。
15地点の日平均気温の単純平均の365日移動平均のグラフを見る。
4月4日に過去最高のピークを付けた後、4月25日まで低下を継続していた。5月に入って再び上昇基調となったが、この2日は上昇は抑えられている。線形回帰線は100年あたりの気温上昇が約2.1℃であることを示している。周期的には早晩線形回帰線を下回る気温となってもよい状況にある。そうならないことは、気温水準の上昇を意味する。
昨年は5月15日頃から北海道の気温がこれまでと比較して異常に高くなった。これは、昨年の年平均気温が歴代最高となる要因の一つとなった。本年もこの時期の北海道の気温が上昇するようだと、気候が変化したとの感が強くなるが、果たして今年はどうなるか?
現在の2週間気温予報は北海道の日本海側は「平年並み」、オホーツク海側と太平洋側は「高い」となっており、極端な高温は予報されていない。中国の華南の最高気温は35℃以上となっているが、華北の気温は極端には高くないようだ。