2021年7月28日現在の年平均気温推計
2019年12月7日の極小値14.988 ℃を0.186 ℃上回る 2020年4月4日の極大値15.326 ℃を0.152 ℃下回る (予測値 平年比 +0.25 ~ +0.46 ℃ 歴代順位 (6~12位) =========================== |
昨日の15地点の日平均気温の平年偏差の平均は+1.30℃で28日連続のプラス偏差となった。15地点中9地点で日平均気温が平年比プラス、5地点でマイナス、境は平年値だった。網走の日平均気温は平年比+8.6℃、寿都は同+5.1℃、根室は同+4.1℃の大幅なプラス偏差となった。網走の偏差幅は本年4番目の値であるが、気温の高い時期の大幅なプラス偏差はきついものがある。
北海道の33観測点で日最高気温の記録を更新し、1観測点でタイ記録だった。7月の日最高気温記録では、北海道の47観測点で記録を更新し、1観測点でタイ記録だった。これらのうち、多くの観測点は1978年から観測を開始しているので、43年間の間で一番高い記録だったということになる。小樽のみ1943年からの記録を更新しているので、これは78年間で最高の記録となる。異常気象とは30年に1度程度の事象の発生を言うから、この高温は異常といってもよいものである。
本年の夏の特徴として、太平洋高気圧(小笠原気団)が日本の南からでなく東から張り出していて、特に北東につきだして北海道を覆っていることにある。この傾向は8月上旬までは続くようだ。この影響で、日本全体の気温水準もかなり押し上げてしまうようだ。