本日
CT造影検査
2週間
左側の首筋の一点に
痛みを感じる度に思ったのは
良くなってる事は
おそらくないだろう
自分の身体の中に時折走る痛みで
状態は解る
ドクターが
血管は痛みを感じない
と、言っても
実際に感じてるのは
間違いなく痛みだ
造影剤投与の為の針にも慣れた
検査機器の台の上で
頭と身体を固定され身動きも出来なくなる
ひんやりと冷たいものが腕の中を流れる
その後
身体の中に注入される造影剤は
熱をおびながら
下腹から上半身へと拡がっていく
CT画像が出来るまで1時間程度
診察を待つだけの時間
外は良い天気
ビオラのお世話すら出来ない自分
貴重な時間が
ただ流れていくだけ
待合室のモニターに番号が表示される
ようやく自分の番号が現れる
ノックをし声をかけ診察室に入ると
ドクターがCT画像と向かいあっていた
特に変化はないです
大きさも前回と変わりないので
ひとまずは良かったです
ここから
前回画像と今回の画像の比較をしながら
説明を受けていたのだが
ドクターへの不信感が芽生える事になる
造影剤の拡がるタイミングや
撮影のタイミング等で
写り方に差が出るが
今回は大きくなってない事が確認されたので
では、大きさは変わらないと言う事ですね
血流の方は…
まぁ、この状態でも
血栓の様になる状態でも
普通に生活されてる方はいますから
まだ動脈瘤で血流が渦巻いてるって事ですね
血栓になると言うのは
固まると言う事ですか
小さくなる事はあるんでしょうか
それはあります
そうなってくれた方が良いんですが
とりあえず
前回と違って今回は大きくなってないので
前回の検査でも大きくなってないと
おっしゃってましたよね?
前回の検査で動脈瘤が大きくなってたから
2週間のインターバルで今回検査したんですよ
医者の言う事は鵜呑みに出来ない
過去の動脈移植手術の時にも痛感した事だ
このドクターもか…と、思った
CT造影検査の度に
承諾書にサインをいただいている通り
少なからず被爆の影響がある為
何度も同じ検査をする事は出来ません
次はMRIで1月に検査をします
それまでに
激しい頭痛や嘔吐等
何かしらの異変があれば
すぐに病院にお越しください
前回の説明では
血管は痛みを感じない
と、言っておられましたが
そんな事はありません
最初の救急搬送の時に
激しい頭痛を起こされてますよね
やはり
左側の首筋の一点に
自分が感じている痛みは
動脈瘤から発生しているのだ
動脈瘤の原因となる動脈解離を起こした日より
1ヶ月以上も経っていながら
確認された予想外の病変拡大
現在の動脈瘤の大きさは5ミリ越え
内部では血流も渦巻いたまま
そして
今回の診察で
前回のドクターの発言が覆された事
不安だけでなく
不信感まで抱える事になった
家では
現状維持が困難である事
それを一向に理解しない同居人
毎日毎日
今日は無事に過ごせるだろうか
と、思い
痛みを感じる度に
今は
ここでは
やめてくれ
と、思い
神経をすり減らし
不毛な日々を過ごす事に
意味があるのだろうか
何も考えたくない
このまま
目が覚めない方が楽なのでは…
毎夜 自分の内側で過る思い
それでも
夜明け前には目覚めるのだ