乂 ROSE OR LOSE 乂

入院をきっかけに…

保護 4日目

2023-06-15 21:00:00 | 







結膜炎で真っ赤だった右目が
少しずつではあるが良くなってきた

瞬膜の腫れも退き
眼球が見える様にまでなった

このまま順調に回復すれば
切開手術に至る事はないかも…

…と、思わずにいられない




保護2日目に
汚れていた下半身を洗い流す為に
洗面所で半身浴をしてみた

その時は
されるがままで大人しかった

しかし

点眼薬も点鼻薬も
嫌がる様になってきた

一人前に抵抗するまでになったと言う事は
元気に回復している証拠だと思ってはいるが

更に手間がかかる様になるのは
きっと間違いない


子猫用のウェットフードを食べる様になり
昨夜ようやくウンチも出た

保護した直後の脱糞したものより
若干柔らかいものだった

水分ばかり接種していた事を考慮すれば
当然かも…

今後は
食事やミルクの量を調整しながら与えないと
成長や体調管理に影響が出るだろう


トイレの場所は1度で覚えたのだが
今日は掛け布団の上で
粗相をしてしまった

布団の上で遊び相手をしていた時に
突然お座りポーズをとったと思ったら
尻尾をピーンと立たせて…

遊びに夢中になりすぎて
トイレに間に合わず
…と、いったところだろう

あっという間の出来事過ぎて
笑うしかない



子猫の育児も大変である












月に1度の2連休明け

仕事もそこそこにやり過ごし
定時を待たずに退勤

コロナ以降
出勤も退勤も30分の猶予が出来た

世間は規制緩和されているが
会長からの通達が無いので
我が社は未だにコロナ仕様である

業務時間は
9時~5時ではなく
9時半~4時半が常態化したまま

定時前に退勤しても誰も何も言わない

少し気になる事があり
子猫を保護した場所を覗きに行った









駐輪場のフェンスの向こう側に

保護した子猫と同じキジ柄の子猫と
母猫らしき成猫の姿があった









美形な母猫は
此方を見つめ続け
子猫は
人間に興味を示さなかった


この親子が
この地域で
無事に過ごせる様に

そう想いながら

その場から離れた







保護 3日目

2023-06-14 21:00:00 | 

子猫を保護した駐輪場


本日も休日

しかし
ネイルチェンジの為に朝から外出

来月 liveがあるので
出来れば長く伸ばしておきたかったが
子猫が爪をカミカミするので
やむを得ず少し短くしてもらう

ワンカラーのグラデーション
ストーン等の装飾は無し

子猫のお世話をしている最中に
ネイルが浮いてくる事があったら
グリーンネイルの原因にもなるので
根元はクリアにしてもらい
爪の状態を把握しやすくしてもらう

子猫対策のおかげで
自分史上
最もsimpleなネイルとなった



それでも長過ぎる爪ww


ネイルチェンジの後 買い物に

ウェットフード
ドライフード
トイレシート
ウェットティッシュ


病院で貰った療法食を
ほとんど食べなくなったので
子猫用の総合食を購入







まづはウェットフードを試す

お皿に大さじ一杯
少しお湯を足してあげて
ほのヌックにして

鼻先に持っていくと
鼻水が飛び散る程
鼻息が激しくなった

お皿に顔を突っ込み
むせる程の勢いで舐めとっていく

これ迄の療法食とは食い付きが違う
かなりお腹が空いていたのか

保護した直後に脱糞して以降
ウンチも出てなかった

やはり食事量が足りなかったのだろう

とりあえず
食事はこれで良し






粉末ミルクを飲み水代わりに与える

指先につけなくても
自力でお皿から舐めとる様になった

子猫の成長は早い













目覚めると独りだったので
拗ねてお怒りモード







独りで寝れる様になっただけ成長である

大人の階段
少しづつ登っていこう







保護 2日目

2023-06-13 21:00:00 | 





どうにも大変である


甘えん坊過ぎるのである










人の気配が消えると泣く

保護1日目は
段ボールハウスで過ごしてもらった

しかし
目覚めると泣き出す

手を添えると泣き止み
指先を舐めながらまた眠りにつく

その繰り返しだった

2日目には
段ボールハウスに一人になるのを嫌がり
人に張りついて離れなくなる










保護初日


保護した場所から職場へ
段ボールに入れて運ぶ間に脱糞

しっかりとした形状の黒いウンチ
見る限りでは虫も居なさそう



午後5時病院へ

体重 400g
おそらく女子


右目 結膜炎
かなり酷い状態で
瞬膜は真っ赤に膨れ上がり
ほとんど視界を塞いでいる

眼球にも影響がでるとの事だったので
その場で若干の切開処置をする

眼球は白く濁ってはいたが
何とか無事だった

ある程度成長したら
切開手術が必要かも…との事

とりあえず自宅では点眼薬


猫風邪
鼻水で顔の半分はベタベタ
くしゃみをしてはあおっぱなを振り撒く

インターフェロンを注射
自宅では点鼻薬


歯が生え揃っているので
離乳食も食べられるだろうとの事

子猫用の粉末ミルクと
ウェットフードを混ぜたものを
看護士が与えるが
鼻が詰まり匂いが解らないので
食べ物だと認識が出来ず
指先につけたものを
口内(上顎)に塗りたくる様に強制給仕


耳ダニ なし

ノミ ダニ
外で弱っていた子猫だったが
驚く程にノミがついていなかった
首筋に駆除薬投与

爪切りをしてもらう


総じて
重症ではなかったので安心した

1週間後に再度診察
急変の場合は直ぐに…との事



子猫の為の新たな診察券を作ってもらい

点眼薬
点鼻薬
子猫用の粉末ミルク
ウェットフード1缶

それらを処方してもらい帰宅



そして冒頭に…



2日目にして人から離れず

横たわる人の腹の上で爆睡

くしゃみをする度
あおっぱなが飛び散るので
Tシャツは染みだらけ

眠りから目覚めると
母猫を求める用に
顔や首筋に顔を突っ込み
舐めまわすので
人間はヨダレだらけ

粉末ミルクを溶かしたものを
指先につけて舐めとらせる

病院の療法食はお気に召さず
あまり食が進まない

100均のトレーにペーパータオルを敷き
簡易トイレを用意

粗相する事なく
自力でオシッコを数回

ウンチはなし



幸運にも本日は仕事が休み

これ程手がかかると思わなかった

本当に休みで良かったと思う








どうしよう…

2023-06-12 21:00:00 | 



我が家で
子猫を保護する事に





管理物件の入居者から



駐輪場に子猫がいる
一匹はうずくまったままで
顔も鼻水とかでひどい状態
その子を庇う様に
兄弟猫が寄り添っている



との、連絡がきた


その方はどうして良いのか解らず
保健所に連絡したそうなのだが



2~3時間経っても
その場から離れない様なら
捕獲して連れて来てください



との、対応だったようだ


野良犬や迷い犬ならまだしも
おそらくは野良猫の兄弟と思われる子猫を
保健所が捕獲に来る事はないのだろう



夜勤明けに見掛けてから
雨の中ずっと動かない
自分もあと数時間したら
また仕事に行かないといけないし…


連絡を受けたのは午後3時過ぎ

連絡をしてきた入居者が
かなり気にしているのが
電話越しでも解った

正直
そんな状態の子猫を
そこまで気にかける人物だと
思っていなかったので意外だった


社会人になってかなりの年数がたつが
学生時代に入居したワンルームに
静かに暮らしている男性

覇気も漲るパワーもあまり感じられない
よく言えばおとなしい
極端に言えば生気のない人物で
全ての事柄にあまり興味がないのかも…
と、思っていた

だから
弱っている子猫を発見した事を
自ら連絡してきた事自体
かなり特異な状況だった


管理会社からすれば
敷地内に野良猫と思われる子猫が居ても
見てみぬふりするしかない

事実、物件担当者(柴犬好き)は


猫かぁ~
その話は聞かなかった事にする



との、返答だった


入居者から連絡を受けた以上
何の対応もしない訳にはいかない

しかし
野良猫に無闇に手を出す事も
無責任だと思う


一応、現場確認してきます


そう言って会社を出た時は
保護する事は考えていなかった




会社から徒歩で現場に向かう為には
傘が必要なくらいは雨が降っていた

数分もかからない現場への道中
周囲を注意深く見渡しながら

ずっとのお家がない猫達だったら

兄弟猫がまだ近隣にいるかもしれない
親猫が様子を伺ってるかもしれない


もし、捨てられた猫達だったら

それらしい段ボール箱等がある筈
だとしたら
迷うことなく警察に行く




だが
現場迄の景色は
雨が降って濡れているだけで
いつもと何一つ変わる所はなかった

管理物件の敷地内に入り
駐輪場に視線を向けると

駐輪場を見渡せる場所で
傘をさして車止めに座り込んでいる
男性の背中があった


連絡をしてきた入居者だった

Tシャツに短パン姿
おそらく夜勤から帰ってきて
休むつもりだったのだろう

いつからそこで見守っていたのか

入居者の視線の正面には
身を寄せあってうずくまる二匹の子猫がいた



男性に声をかけ
状況確認をしたところ
先程までもう一匹いたらしい

親らしい猫は一度も現れていないとの事

子猫達と同じ柄の成猫を
近隣で見掛けた事もあるとの事


連絡をしてきた時の話しぶり
そして
現状と日頃の周辺の猫の情報量から

この入居者が
この地域の一部である猫達を
静かに見続けてきたのが解る


2人で会話している間に
寄り添っていた子猫が
フェンスの向こう側に消えていった




様子を見るだけで済ますつもりだった

野良猫に対して
無責任な事は出来ない

駐輪場の軒下で
雨にうたれる事はなくても
苔むした地面にうずくまる一匹



雨の中ずっと見守っていた入居者に


管理会社的には
野良猫はどうする事も出来ないので手は出せない


そう告げる


そして



私 猫好きなんですよね
手頃な大きさの段ボールとかないですかね


入居者が
足早に部屋に向かっていく





午後5時から
愛猫を診てもらっていた病院が開く


自分の馬鹿さに
我ながら呆れるしかなかった