真夏の灼熱の太陽に反射しているいつもの京セラドームは・・
40年前の日生・藤井寺へタイムスリップ。
野球少年っぽい感じは、近鉄から継承されてるような。
先発のフィギー。
初回から原・ナカジ・オカワリと連打を許して先制されてしまいます。(近0-1西)
ちょっと全体的にボールがばらついていたような感じ。
そしてランナーを出すとランナーが気になってバッターとの勝負に集中できず、結局バッターに打たれて失点してしまうケース。
思い切ってランナーを進めても、バッターに打たれなければ失点がなかっただけに、勿体無い感じはしました。
球審友寄さんは、高めのコースもストライクを取っていただけに。
1~3回の攻撃時の応援は、1980年代の近鉄の応援歌。
大石・新井・栗橋・ブライアント・リベラ・金村(旧)・村上(旧)・畑山(内匠)・吉田
そして故・鈴木貴久さんも。
2回裏は、バルのレフト前、スンヨー右中間2塁打で無死1・2塁と反撃開始。
AKDのタイムリーで同点。(近1-1西)
ただ、フミヒロも死球を受けて無死満塁のチャンスが続きましたが、追加点を奪えず。
結果的にはここで勝負できなかったところが響きましたが・・
ただもう2回のチャンスで大御所のテーマ「豪打いてまえ猛牛打線」で盛り上がる様に。
こちらとすれば一瞬、ルーキーだった守護神大久保が北川博敏から代打逆転サヨナラ満塁優勝決定ホームランを打たれた
悪夢も蘇って少し切なくもなりつつも・・
あの試合は契約金ゼロの北川智則がオリックス先発で55本ホームランを打っていたローズと真っ向勝負で戦っていました。
そういう勝負も懐かしく思いつつ・・
フィギーはのらりくらりと何とか5回まで1失点。
結局、痛い失点はありましたが、全体的にボールはばらつくも最小失点で来たことは
フィギー自身の粘りもあったためだと思います。
しかし赤ラグランの近鉄ユニフォームに対して大阪ドームの明るい壁の色合いとのバランスなのか
当時の再現からするとイメージが離れていた感じも。
でもなんだかフィギーのユニフォーム姿は当時にもこういう選手がいたような風格に見えたのが不思議なものです。
近鉄の永久欠番#1を身に纏ったゴッツァンは、背番号は重くとも今日も体は軽快にボールを捌き
最小失点のままゲームは後半へ・・
6回表。ナカジにヒットで出塁を許し、オカワリの打席で余裕でモーションを盗まれ進塁させてしまい・・
オカワリを抑えるもホセにタイムリーを浴びて勝ち越しを許してしまうわけで。(近1-2西)
確かに進塁させてしまったから失点してしまったともいえるのですが、
やはりランナーをどれだけ進めても打者に打たれないように投げるのがピッチャーの本来の仕事だと思ってますから。
6回裏以降は、大阪ドーム時代の応援スタイルに。
レッドdeハッスル!
7回表は香月。8回表は比嘉がマウンドに。
比嘉は最初制球が定まらず四球でランナー出塁を許すも、素早い牽制でタッチアウト・・
と思われたのですが、ボークの判定。
勢いよく飛び出してきた指揮官。
1点が命取りの場面、白熱する指揮官。
結局判定は覆らなかったわけですが・・
比嘉は指揮官の熱意に応えるように
バッター勝負で三振をもぎ取って無失点で切り抜けました。
やっぱりたとえ進塁を許してもバッターを抑えてこそ投手は評価されるものです。
この重要な場面で気持ちの切替とコントロールの修正ができたことは流石でした。
(しかし試合後もこの判定について苦言を突く指揮官の根深さは相変わらずというか・・)
結局攻撃で決め手が無いまま1点ビハインドで9回裏の攻撃へ。
打倒西武に燃えるライスタ。
先頭のAKDがヒットで出塁も・・
スーさんはバント失敗。
熱き炎解き放て・・・ぶちかましたれ!いてこましたれ!
負けるか!いわすぞ!男の力!今燃え上がる紅の炎よ紅く舞い上がれ熱く!
梶本根性見せたれ!
我等の猛牛核弾頭!磨き上げられたその足で踏み出せ核弾頭!
駆け抜けろ早く~勝利への道を~スピード上げて走り出せホームベース目指して
かっとばせ!坂口!西武を倒せ~オー!
Bu 1 - 2 Lions
このイベントを待ち望んでいた人がどれだけいたことか。
私みたいな元ブルーウェーブのファンも混じってはいましたが、大阪ドームのライトスタンド下段は近鉄ファンで埋め尽くされていました。
いつもの近鉄系応援団も本来の姿で生き生きしてたように見えましたし。
合併して7年。これまでの経験を重ねてきたうちらにしかわからない苦悩、そして矛盾を感じながらも気持ちを整理してきたことはあります。
うちらは自分達のチームが犠牲になった上に、合併球団を応援することにどれだけ非難を受けたことか。
さらに地元神戸の試合もこの先どうなるかわからない不安に駆られていますし。
それに対して今まで非難してきた側には、非難される身がどういう境遇なのか考えが及んでいないのではないかと思ってしまうものです。
7年前、同じように噂されたロッテとダイエーの合併話がもし実現していたらとか、時代が変わって読売と阪神が合併されたら・・
万が一、福岡ロッテ・ホークスとなった場合、読売タイガースとなった場合でも反対していた人たちの中には統合球団を応援すると決める人はいるだろうし、
それは本当に経験してみないとわからない話。(これが散々ケチをつけてるロッテファンに対する反論でもある)
私が今日、オリックスでもブルーウェーブでもブレーブスでもない、近鉄バファローズを応援しているのは
これまでがんばろうKOBEデーとしてオリックス・ブルーウェーブが復刻されたり、阪急ブレーブスが復刻されたときに
同じ痛みを経験してきたバファローズのファンが一緒に応援してくれたからに他ならないのです。
もはや、オリックスファンもバファローズファンも一心同体。
だからこそ。
明日は勝つぞ!バファローズ!
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お時間とお気持ちに余裕がありましたら・・。
西本政権時主力だった吹石、羽田、栗橋、梨田は
僕が見てた頃は控えになってたのを思い出しました。80年代特集だったらぜったい行くかも。
14番(阿波野)のレプリカは出して欲しいなぁ~。
なので、あんまし真っ向から対立するのではなく、無視するのが一番です。
それ以上に、こちらで正論を訴えることが今出来る精一杯の抵抗だと思いますので。
だから、余計なことは書かないでね。
かつてパリーグファンは横のつながりも大きかったので、オールスターでの応援には一体感がありましたし、
他チームの応援への抵抗は小さかったように思います。
そういう意味で、阿波野投手って敵で見てても良かったのは同感です。
1980年代は、近鉄も阪急・オリックスも熱い時代でしたね。
来年のLegend of Bsではぜひ復刻してもらえたら、って思います。
最後の文章、私の心を代弁してくださったかのような文章でした。
元々どちらのチームを応援していたかという垣根はもちろんあるのでしょうが、だからこそ前を向いて進まなければならないと考えています。
実は話題になっているマリン○○ーの○!というブログは、私自身かなり前から読んでいるブログです。
2004年のあの騒動のときも、様々な意見をあそこで目にしました。
ですが、普段の小気味良い文章に惹かれて他球団ファンながら読み続けてきたのです。
ですから今回の記事に関してはある種の失望を感じているのも事実です。
そんな中、かずまんさんの思いを読んで、胸の中がスッキリしたように感じました。
もちろん向こうのブログにも私の意見を書いたのですが、何を書いても無視されるのだろうなと思っています(笑)
このブログで、ここの文章で正論を書く。その思いが心に響きました。
いつも良質な記事をありがとうございます。これからも是非かずまんさんに「お時間とお気持ちに余裕がありましたら」続けてくださると嬉しいです。
初めてのコメントで長文になってしまいました。お目汚し失礼しました。
Bsの合併は動員に悩み大阪まで広域化したいオリックスと
大阪ドームを使ってほしい近鉄の利害が一致しただけです。大阪ドームは近鉄が試合をする前提で建てられてるのでセットでしか売れない
しかし買い手は堀江氏しかいなかった。
1リーグ制を提案したのは宮内、堤オーナーでもパ4球団もその話に乗ったのは事実でしょう。・・・でないと話は進まない。
1リーグになれば巨人戦の放映料が転がり込んできますから赤字のパにはありがたかったんでしょう。
時間と気持ちに余裕が無さ過ぎてレスが遅れ申し訳ありません。
何が正しいかで多数決を取ると、ファンの数が多い方が勝つに決まってるわけです。
なので、少数派かもしれませんが、私自分もオリックス・バファローズのファンとして意見を堂々と言えるように
言葉を整理しながら考えることも必要なのかな、と思います。
全ての試合を見ることは出来ませんし、私以上に多くの試合を応援されてる方も沢山いますので、
偉くはありませんが、出来る限りのことをしていると言えるようにこれからも続けていければと思います。
またよろしくお願いします。
パ・リーグの中でも運命的な巡り合わせがあるというのは面白いものです。
球団統合や1リーグ化に対しては、球団やリーグが生き残るための最も合理的な策だったかもしれませんが、
それで「選手の総入替えや神戸撤退は仕方ない」「あまりに少数派のブルーウェーブファンは消滅しても同じ」といった意見に賛同はできず、
でも一方で今はその統合球団を応援し続けるところに苦悩の日々があったわけです。
その理念を肯定などできず、しかしながらそういう自分達を批判される筋合いもないのです。
そんな経緯もありつつ、今は過去の球団を振り返られるのはこのオリックス・バファローズしかできないという複雑な経緯やファンの思いを伝えられればということです。