風に乗れ -Winddriven Current-

ワイヤーフォックステリアのナイトさんとORIXを応援する日々
“Challenge Together @KOBE”

このままで終われない only one life

2014-09-18 | Bs現場レポ2014 



ソフトバンクのマジック点灯を阻止すべく,“オリックスのエース”金子千尋で挑んだこの試合。











3回までパーフェクトに抑えるも,4回にデホの2ランホームランで同点に追いつかれ,常に厳しい試合展開に持ち込まれるBs。
絶対勝たなきゃいけない試合が続くペナントレース終盤,しかも金子千尋が投げるのであれば,尚更勝って当然と言われた今日。

ここで簡単に引き下がっては,必死に食い下がってきたこれまでの戦いでさえも勢いだとか偶然だとかで片付けられてしまう。
確かに,開幕前はBクラス予想されていたわけだし,それで片付けられるのがメディアや財界にとって都合が良いことなんでしょう。
我々が勝ち進んだところで経済効果は生まれないし,ファンも注目も少ないオリが万が一勝ってしまった場合は,
プロ野球自体を取り扱う記事や映像は減り,スポーツニュースはプロ野球以外が取り扱われ,結果的にプロ野球界の衰退を招いてしまう。

だから,出来レースに反してこんなに必死に食い下っても,ろくでもない結果に・・・




そんな自虐的なことを考えてた私はどうしようもないバカだったんですよ。
昨日の西勇輝の涙を見てると,自分が信じたチームが,これまでサンドバック状にボコボコにされてきた大好きなオリックス・バファローズが
今,なんとかもがきあがいて,もしかしたら優勝の可能性を9月中旬になっても残してくれた夢。
それをバカにできるわけがない。



外角への変化球に空振り三振を繰り返していたT-岡田が左中間オーバーの2塁打を皮切りに・・
併殺ばかり繰り返していたヘルマンは,肘にデッドボールを受けて一塁へ駆け込み・・


ここんところ盗塁ばかり許して,リードも弱腰だった光が・・・




2死から摂津のストレートをセンターへ弾き返して勝ち越しに成功。


チャンスでヒットを打つ気配すらなかった平野恵も安達も,糸井に頼らずタイムリーで突き離し,
摂津からこの回一挙5得点(オ7-2ソ)。



8回裏には縞田・安達が出塁すると,ペーニャがキムムヨンから留めの31号アーチで8点差に(オ10-2ソ)。




しかし9回表は,千尋は1アウトも取れないまま2失点ノックアウトとなり,無念の降板。
千尋には明日以降の連戦も踏まえ,リリーフ陣に休養させることを要求され,
自身もそのつもりでいただけに,非常に悔やまれていた様子でした。

しかし,勝負事を抱える上では,歯を食いしばって次に挑む方が強くなれるような気がします。
この試合が悔しくて仕方ないのなら,次こそ,そしてさらに1ステージ上の舞台で,その見返しをしてくれるはずです。







我々は,メディアに注目されてなくても,どれだけ負けていても,愛するチームが消滅しても,
その後継として,ただ君たちを信じて応援を続けてきた。
2005年12月,合併球団初年のチームをAクラス争いに導いた名将を亡くした。
2008年9月,借金11からCS初出場を決めた瞬間,初めて涙を流すほど喜んだ。選手達も故・仰木彬へ感謝の言葉を口にした。
2010年2月,CS初出場でルーキーとして活躍した天才打者を亡くし,我々も選手達も涙を流した。
2011年10月,手に届きそうだったCS出場を1毛差で逃し,金子千尋の涙を見た。
そして昨日,チームの責任の背負い込むも,昨年までの主砲に無惨に打ち砕かれ西勇輝の涙を見た。

その翌日,この勝利で6年ぶりのCS出場を手にしました。
もちろん,まだその程度で喜ぶわけにはいきません。でも,去年までCSへの出場をどれだけ待ち望んでいたか。
彼らは十分よくやってるじゃないか。



このオリックスの戦いぶりは,関西でのメディアではなかなか取り上げてくれないでしょうし,
金子千尋は人気球団へのFA移籍の可能性があるからこそ,今は注目されているだけなのかもしれません。
でも,金子千尋がどんな経緯をたどって今があるか,そしてチームがどれだけの苦労を経て今があるか
重々知っている我々だからこそ,このペナントレース終盤に鼓動を高ぶらせて見守っていられるのかもしれません。
どんな結果になろうとも,最後の最後まで応援を続けるよ。

さあ,明日が楽しみだ。


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