今回は長文です。
昨日からオリックスの話題として、小松投手がクローザー転向か、という新聞記事が上がり、
それが話題になってました。
私の考えでは、小松は初回の失点が多いことや、小松の緩急をつけた投法が長いイニングを投げるのに適してることから、
敗戦処理(調整登板)ならともかく、リリーバー固定は本人の適性にあってないと思ってました。
ただ、他の方のブログや掲示板なんかのファンの声を見てますと、いろいろ考え方もあるなぁと。
と、いうことで、ガタガタ言わずにやってみないとわからないだろうと静観することにします。
ただね。
いつも思うのが、このオリックスというチームは、調子の浮沈が激しい選手が多い(怪我を含めて)、
それをうまくとっかえひっかえできる采配がポイント、だと思ってるんですよね。
ことごとく、当初の計画がうまくいかないのがオリックス。
たとえば、この「CLOSING TIME」の映像。
営業とタイアップして、2008年のセーブ王D-Katの登場を印象付けるのにはもってこいだったんですが、
営業面を考慮して加藤大輔を9回に登場させないと・・という固定観念を持ってしまうとうまくいかないのが常。
このチームは、営業面を重視するところがありますけど、ことごとく失敗してる印象があります。
と、いうことで、オリックスの特徴とドンデン監督に求めることをまとめてみました。
■前もって役割を与えることの功罪
小松投手の抑えについては、キャンプも紅白戦やオープン戦の出来次第というのもあるでしょうが、
前もって役割を与えて、選手に意識を持たせるのがポイントなんでしょうね。
1番坂口・2番大引・3番後藤・4番カブレラまで構想が出来上がりつつある打線についても同じ。
それぞれチーム内の役割を選手自身が分かっていれば、キャンプの取り組み方も的を得た練習になるということなんでしょう。
ただ、年齢は別として経験の浅い選手が多いことから、スランプになったときに使い続けるのがベストかどうか、なんですよね。
グッチは去年、序盤の成績は散々でしたが、起用され続けたことが功を成しました。
ビッキーも、ガイエルにスパイクで蹴られたり大場に危険球くらったりしましたが、レギュラーの意識が強くて試合に出続けたことは良かったと思います。
(甲藤投手の死球骨折はどうしようもなかったですが)
あと、2005年の仰木采配でいうと、村松の出番は1番レフトで固定したほうが良かった、という話もありました。
それに対して、調子の波が激しい方々ばかりなもので。
特に期待を寄せられてるT-岡田については、調子を落としたときにどこまで辛抱するかどうかですね。
田口も信用しすぎると、若手の出場の芽を摘むことになりますし。
ごっつぁんも一輝もシモヤマンもOZEXもハマーンも、相手との相性で使い分ける必要があると思いますし、
(右左のほか、フォークを使う、シュートを使う、速球派などのタイプ別に強いかどうか)
キャッチャーに関しては、投手との相性や配給パターンも考えて選んだ方がよいとも思います。
また、外野手は争いは激しいわけですが、大村・相川・迎・由田が出なきゃいけないタイミングてのが必ず出てくると思います。
(調子がいいときの相川は止められない。年に数試合ですが。)
一輝のランナー1塁での打撃の弱さやバントのヘタクソさを考えると、山崎浩司や阿部ちゃんの方がランクが上だったりもします。
ただ練習の様子を見てると、一輝の方が期待されてるようです。
(ケース打撃でもバントはしませんでしたが)
そこらへん、できるだけ型にはめずに、すぐ配置転換ができるように工夫してもらいたいものです。
金子・近藤・岸田・平野と肩肘に故障歴のある投手陣の練習法や、小松のリリーバー、加藤大輔の先発としての適性についてもしかり。
うまくいけばいいけど、うまくいかないときに頑固に意思を突き通さんといてね。
■投手陣の課題
今年一番の課題は投手陣ですよね。
これに関しては、ちょっと情報が錯綜していてはっきりしたことがわかりません。
レスターをセットアッパーにまわすという話も信用できませんし、
(コントロールが悪い、クイックもできない、決め球が無い、普段の練習量が少なすぎる)
大化けが期待される延江もこれまで練習についていくのが精一杯という状況でした。
(昨年ようやくウエスタンで10試合登板で、実戦慣れしていない)
また、先発ローテに組み込んで欲しいという中山も、心臓が弱くて一軍で安定して通用するかは未知数。
去年終盤にようやく手術明けからのリハビリを経て復帰した高木を放り出してまで獲得した木佐貫も、すぐ復帰できるかどうか。
(川越さんに代わって登場したっていう印象が強いです。こちらも気弱な印象があり、勝負どころでの登板にかかってます)
そんな中、私が中継陣に求めたいのは、ゲームの流れを変えないこと。
去年まで、このチームは「終盤の追いつかない程度の怒涛の反撃」が定番でした。
なので、敗戦処理投手では追い上げムードを絶ってしまい再度突き放されてしまう、
そこで勝ちパターンの香月・菊地原がリードされていても投入されることが多くなると登板過多になって勝ち試合で使えない、
そういう悪循環になってました。
と、いうことで、中継ぎ投手陣には一般的な勝ちパターンと敗戦処理をわけるのがいいのか、
コリンズ式のように勝ち負けかかわらずローテを組んで登板過多にはしないようにするのがいいのか、
それ以外のどんでん方式があるのか、注目してみたいところです。
ゲームの流れを掴むのうまい、という評判はあるようですので。
■ゲームの流れ
これまで終盤の反撃パターンが多かったわけで、それがうまくいってないという考え方もあるわけで。
ならば最初からリードしていればいいやん、とも思えます。
ただ、先制打の神様ともいえるローズ(昨年先制打17本はリーグトップ)がいないとなると、
攻撃の形は3番打者にかかってくるところも大きいですね。
ごっつぁん、4月から3番でも大丈夫か?
ラロッカやシモヤマン、モー村さんが常に3番打者の座を狙ってますよ。
これまで終盤の反撃パターンとなってきた一因には、初回の失点が多かったこともあります。
とくにランナー出してからの守りの乱れや、ゲッツー崩れでアウトが取れずに失点に繋がるケース。
微妙な判定でゲッツー崩れ(1塁セーフ)になり、そこから試合が崩れることも多かったですし。
そこらへん、どんでん監督の世間の追い風(注目されてるチームや選手には意外と判定が甘くなるもの)と、
本当の守備レベル向上ができれば、初回からの大量失点は防げるのかも・・。
■どんでんに望むこと
そういうことで、このチームでは、オリックスのJFKとかにこだわらず、
多くの選手をどれだけ使うかにかかっているように思います。
また、どんでん効果としては、選手とある程度距離を置くことで緊張感を与えられるんじゃないかな、とも思います。
2008年、清原が何も活躍してないのに、いろいろ効果があったと言われるのと同じ。
どんでんはんも、今の選手達にとっては雲の上の人なのかもしれません。
監督には結構怖くてまだしゃべれない、て選手も多いようです。
そんな監督から声を掛けてもらった、アドバイスもらった、失敗しても「かまへん」と言われた、
そういうので言葉の重みがあるというなら、ちょっと期待できるんちゃうかと。
(コリンズは何言ってるかようわからんし、大ちゃんは練習は厳しくてもなんか威厳がないってことか)
いかが?
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お時間とお気持ちに余裕がありましたら・・。
昨日からオリックスの話題として、小松投手がクローザー転向か、という新聞記事が上がり、
それが話題になってました。
私の考えでは、小松は初回の失点が多いことや、小松の緩急をつけた投法が長いイニングを投げるのに適してることから、
敗戦処理(調整登板)ならともかく、リリーバー固定は本人の適性にあってないと思ってました。
ただ、他の方のブログや掲示板なんかのファンの声を見てますと、いろいろ考え方もあるなぁと。
と、いうことで、ガタガタ言わずにやってみないとわからないだろうと静観することにします。
ただね。
いつも思うのが、このオリックスというチームは、調子の浮沈が激しい選手が多い(怪我を含めて)、
それをうまくとっかえひっかえできる采配がポイント、だと思ってるんですよね。
ことごとく、当初の計画がうまくいかないのがオリックス。
たとえば、この「CLOSING TIME」の映像。
営業とタイアップして、2008年のセーブ王D-Katの登場を印象付けるのにはもってこいだったんですが、
営業面を考慮して加藤大輔を9回に登場させないと・・という固定観念を持ってしまうとうまくいかないのが常。
このチームは、営業面を重視するところがありますけど、ことごとく失敗してる印象があります。
と、いうことで、オリックスの特徴とドンデン監督に求めることをまとめてみました。
■前もって役割を与えることの功罪
小松投手の抑えについては、キャンプも紅白戦やオープン戦の出来次第というのもあるでしょうが、
前もって役割を与えて、選手に意識を持たせるのがポイントなんでしょうね。
1番坂口・2番大引・3番後藤・4番カブレラまで構想が出来上がりつつある打線についても同じ。
それぞれチーム内の役割を選手自身が分かっていれば、キャンプの取り組み方も的を得た練習になるということなんでしょう。
ただ、年齢は別として経験の浅い選手が多いことから、スランプになったときに使い続けるのがベストかどうか、なんですよね。
グッチは去年、序盤の成績は散々でしたが、起用され続けたことが功を成しました。
ビッキーも、ガイエルにスパイクで蹴られたり大場に危険球くらったりしましたが、レギュラーの意識が強くて試合に出続けたことは良かったと思います。
(甲藤投手の死球骨折はどうしようもなかったですが)
あと、2005年の仰木采配でいうと、村松の出番は1番レフトで固定したほうが良かった、という話もありました。
それに対して、調子の波が激しい方々ばかりなもので。
特に期待を寄せられてるT-岡田については、調子を落としたときにどこまで辛抱するかどうかですね。
田口も信用しすぎると、若手の出場の芽を摘むことになりますし。
ごっつぁんも一輝もシモヤマンもOZEXもハマーンも、相手との相性で使い分ける必要があると思いますし、
(右左のほか、フォークを使う、シュートを使う、速球派などのタイプ別に強いかどうか)
キャッチャーに関しては、投手との相性や配給パターンも考えて選んだ方がよいとも思います。
また、外野手は争いは激しいわけですが、大村・相川・迎・由田が出なきゃいけないタイミングてのが必ず出てくると思います。
(調子がいいときの相川は止められない。年に数試合ですが。)
一輝のランナー1塁での打撃の弱さやバントのヘタクソさを考えると、山崎浩司や阿部ちゃんの方がランクが上だったりもします。
ただ練習の様子を見てると、一輝の方が期待されてるようです。
(ケース打撃でもバントはしませんでしたが)
そこらへん、できるだけ型にはめずに、すぐ配置転換ができるように工夫してもらいたいものです。
金子・近藤・岸田・平野と肩肘に故障歴のある投手陣の練習法や、小松のリリーバー、加藤大輔の先発としての適性についてもしかり。
うまくいけばいいけど、うまくいかないときに頑固に意思を突き通さんといてね。
■投手陣の課題
今年一番の課題は投手陣ですよね。
これに関しては、ちょっと情報が錯綜していてはっきりしたことがわかりません。
レスターをセットアッパーにまわすという話も信用できませんし、
(コントロールが悪い、クイックもできない、決め球が無い、普段の練習量が少なすぎる)
大化けが期待される延江もこれまで練習についていくのが精一杯という状況でした。
(昨年ようやくウエスタンで10試合登板で、実戦慣れしていない)
また、先発ローテに組み込んで欲しいという中山も、心臓が弱くて一軍で安定して通用するかは未知数。
去年終盤にようやく手術明けからのリハビリを経て復帰した高木を放り出してまで獲得した木佐貫も、すぐ復帰できるかどうか。
(川越さんに代わって登場したっていう印象が強いです。こちらも気弱な印象があり、勝負どころでの登板にかかってます)
そんな中、私が中継陣に求めたいのは、ゲームの流れを変えないこと。
去年まで、このチームは「終盤の追いつかない程度の怒涛の反撃」が定番でした。
なので、敗戦処理投手では追い上げムードを絶ってしまい再度突き放されてしまう、
そこで勝ちパターンの香月・菊地原がリードされていても投入されることが多くなると登板過多になって勝ち試合で使えない、
そういう悪循環になってました。
と、いうことで、中継ぎ投手陣には一般的な勝ちパターンと敗戦処理をわけるのがいいのか、
コリンズ式のように勝ち負けかかわらずローテを組んで登板過多にはしないようにするのがいいのか、
それ以外のどんでん方式があるのか、注目してみたいところです。
ゲームの流れを掴むのうまい、という評判はあるようですので。
■ゲームの流れ
これまで終盤の反撃パターンが多かったわけで、それがうまくいってないという考え方もあるわけで。
ならば最初からリードしていればいいやん、とも思えます。
ただ、先制打の神様ともいえるローズ(昨年先制打17本はリーグトップ)がいないとなると、
攻撃の形は3番打者にかかってくるところも大きいですね。
ごっつぁん、4月から3番でも大丈夫か?
ラロッカやシモヤマン、モー村さんが常に3番打者の座を狙ってますよ。
これまで終盤の反撃パターンとなってきた一因には、初回の失点が多かったこともあります。
とくにランナー出してからの守りの乱れや、ゲッツー崩れでアウトが取れずに失点に繋がるケース。
微妙な判定でゲッツー崩れ(1塁セーフ)になり、そこから試合が崩れることも多かったですし。
そこらへん、どんでん監督の世間の追い風(注目されてるチームや選手には意外と判定が甘くなるもの)と、
本当の守備レベル向上ができれば、初回からの大量失点は防げるのかも・・。
■どんでんに望むこと
そういうことで、このチームでは、オリックスのJFKとかにこだわらず、
多くの選手をどれだけ使うかにかかっているように思います。
また、どんでん効果としては、選手とある程度距離を置くことで緊張感を与えられるんじゃないかな、とも思います。
2008年、清原が何も活躍してないのに、いろいろ効果があったと言われるのと同じ。
どんでんはんも、今の選手達にとっては雲の上の人なのかもしれません。
監督には結構怖くてまだしゃべれない、て選手も多いようです。
そんな監督から声を掛けてもらった、アドバイスもらった、失敗しても「かまへん」と言われた、
そういうので言葉の重みがあるというなら、ちょっと期待できるんちゃうかと。
(コリンズは何言ってるかようわからんし、大ちゃんは練習は厳しくてもなんか威厳がないってことか)
いかが?
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お時間とお気持ちに余裕がありましたら・・。
少し役割分担が硬直しすぎていないか
非常に気になります。
ここ数年開幕当初考えていた構想が大きく外れて、軌道修正が出来ないまま閉幕している感じがします。
新監督のセオリーは意外な程 王道なことを言っている気はするのですが、やはりその通り目論見通りなんていかないんだから最初から余り決めて掛からないほうがと思うわけです。
ここ数年、当初の構想どおりうまくいった試しがないですし、
打順まで確定してしまうと去年の失敗そのまま繰り返すのか?と思ったところでもあります。
唯一成功した2008年も、当初の構想から大きく外れ監督まで逃げたことが
功を成したくらいなので、何がどううまくいくかわかりません。
10年に1回くらいは、それでうまくいくかもしれませんけど。
長いシーズンの中でどう順応されるか、それにかかってますね。