風に乗れ -Winddriven Current-

ワイヤーフォックステリアのナイトさんとORIXを応援する日々
“Challenge Together @KOBE”

一球を追い求めて

2008-07-05 | Bs-栄光の真紅と蒼 
北海道釧路市で行われたハム-オリ戦。
意外にたくさんのオリファンが現地へ駆けつけられてましたね。
聞き覚えのある声、見覚えのある顔がテレビ越しに拝見できました。

そんな中、衝撃のプレーが1回ウラに。

1死2・3塁のピンチにバッター・イナバ。

2点先取したものの、相手投手のTDN君の出来からいえば、
序盤から2点奪われると試合の流れはわからなくなるという場面。

ふらふらっと1・2塁間後方に上がった打球に上を見ながら小走りに追っていた我等の光尊。

意外に打球は風に乗ったのか、右へ流れる中、光尊が浮いた。

お。これは間に合うかな?と見ていたところ
「空中でもう1回ジャンプした」と言葉にしたのは解説の光山さん。

何度もこのヘタクソ内野手が飛びついてチームを救ったことはあったのだけれど、
今までも見たことのない飛距離だったように思います。


そして。

ボールを空中で取ったのち、身体を1回転させながら着地。
そのときに恐らく右肩が疼いていたものと思われるのですが、
ここで倒れこんでいたらタッチアップでランナーが進んでしまうという気持ちが先立ち、
すぐに起き上がり、力を振り絞って捕手ダカヒに向かって思い切り返球。
そんな深い位置でないのに、やけに高くそれてダカヒはジャンプしながら捕球。

その後、光尊はその場でうずくまり、そのままグラウンドから去ることに。



結果、中盤イナバにこの借りとばかり決勝2塁打を打たれて1点差負け。
ほんとなら、1点差で勝って欲しかったんだけどなぁ。
1回ウラに2点取られなかったから負けなかったんだ、という試合にして欲しかった。

確かに、負けてしまえば、1回に失わなかった2点があっても無くても同じ。
しかも、この日2番に買われた後藤の打撃力を失うのもチームにとってマイナス。
さらに、このプレーのために怪我で今後離脱すると、さらに迷惑をかけることに。

実際に、後藤君の診断結果は、最悪の事態となりましたから。

2008/07/05-18:15 後藤が右肩鎖関節脱臼=プロ野球・オリックス(時事通信社)


でも、これらは結果論。


ココイチの球際で絶対に譲らないという強い気持ちでボールを捕まえたところに、プロとしての根性を見ました。

これまで、必死こいて取り組んできたところに、後藤光尊の魅力があるというもの。
何度も何度もファンブルしたりトンネルしたり暴投したりのヘタクソが
ボールに飛びついて、取れた喜びを1ファンながら共有してきたつもりです。

ぜひとも、オリックス・バファローズのチームが一丸となって、彼の穴を埋める戦いと
彼の気迫を受け継いで今後の戦いを挑んで欲しいと思います。
怪我人が続出しても、これまでよく戦ってきたじゃないですか。

離脱した選手も、自分の調整に必死とは思いますが、
それでもチームが勝ってるかどうか、気になってると思いますし、勝ったら嬉しいものと思います。


で。
今ここで、後藤光尊本人にかける言葉があるとすれば、

「ナイスプレー!」





2008年、これまでの野球観戦記のまとめはこちらになります。
観戦成績10勝12敗。

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