パリーグ合同イベントの一貫として,オリックス・ブルーウェーブ vs ロッテオリオンズの復刻試合が行われました。
この対戦は,球団公式ブログによりますと1991年の1年間だけ実際にペナントを争っていたわけです。
その年は,ブルーウェーブとして神戸初年度のオリックスと,オリオンズとして川崎最終年のロッテ。
神戸も川崎もフランチャイズでなくなった今,唯一球場が生き残っている神戸での22年ぶりの対戦を楽しみにしてたのですが,
生憎の雨で神戸での実現は叶いませんでした。
ここんところ,雨が降るとなるととんでもない豪雨が頻発しているので,安全性や集客面を考えると仕方ないのですが,
やっぱり天を恨めしく思ってしまいます。
しかし,場所を大阪に変えてのブルーウェーブvsオリオンズの観戦は叶いましたので,その模様をお伝えします。
4月以来のネッピーも参戦。
西神ニュータウンではネッピーほど馴染みのあるマスコットはいないんですよ。
北神戸の藤原台あたりの住宅地だと,サーパス神戸のサマーやシルキーの方が馴染みがあったのかな。
そして今回のカードでは,リプシーも参戦。2011年1月のお別れ会以来ですね。
相変わらず気の強そうな肉食系女子。公式ツイッターでトム・デイビーとの同棲説が流れたんでしたっけ。
超ミニのスカートからのおパンチュがちらちら覗かせるところも相変わらず。
試合に集中できないんですけど。
オリックス先発は金子千尋。
ブルーウェーブのエースといえば星野伸之であり,小林宏であり,川越英隆であったわけですが,
最盛期のブルーウェーブのエース以上に本格派で,スピードも変化球のキレも状況に応じた配球術も
全てが歴代のオリックス選手の中では千尋が上回っているのが彼のように思います。(阪急は除く)
今回も序盤はランナーを貯めピンチは何度も招くも,要所を抑える粘りのピッチングでした。
ただ球数が5回で90球を超えていたのが気になっていましたが。
一方,千尋が投げると緊張感からなのか,情けないほどに援護できなかった打線。
今日から少しメンバーが入れ替わって,ようやく外国人打者4人が並んでいたオーダーから変わってきています。
中でも注目は久々に1軍復帰した川端。
去年のルーキーシーズンからそこそこの成績を残したものの,どこか無表情で無愛想で
淡々と試合を消化しているイメージの強かった彼だったんですが・・
両軍無得点が続く展開に二死1・2塁のチャンスで巡った打席は,
ショートへの内野ゴロも1塁ベースへ向かって頭から飛び込む姿が。
そして苦手とされていた守備でも,地面スレスレにグラブを滑らせながらスライディングキャッチし,千尋を助ける姿も。
長かった二軍生活が彼をそうさせたんでしょうか。
とにかく,無駄な動きであろうがパフォーマンス目的だろうが,こういう身をもって示す姿勢があるのは
チームにとってもいいことだと思いますよ。
打撃面で少し不調気味のバルでしたが,気迫あふれるスライディングキャッチ。
安達にも情熱プレー賞が贈られましたし,今日はチーム一丸で千尋を盛り立ててましたね。
千尋を守備面だけでなく,勝利投手へ導くべく試合が動いたのは6回裏。
先頭の糸井がヒットで出塁すると・・・
デホが唐川から低い弾道のライナーを打ち返し,ラインドライブがかった打球はそのままフェンスオーバー。(オ2-0ロ)
さらに,1軍がようやく板についてきた宮崎もヒットで出塁し,
今日注目を浴びている川端がライト線への2塁打で続いて1点を追加。(オ3-0ロ)
これで唐川は降板。
2死になるも平野恵一が服部からタイムリーを放ち,さらに1点追加。(オ4-0ロ)
これでようやく試合の主導権を握りましたね。最近は2点差でも平野佳寿の調子次第で不安なときもありますから。
千尋も中盤以降はリズムに乗り,終わってみれば7回3安打無失点にまとめる貫禄を見せつけました。
終わってみれば6回裏の4点で試合を決め,あとはサトタツ・平野の継投で逃げ切った形に。
ヒーローはエースと4番。
デホは夏バテ気味でしたが,台風も過ぎ涼しくなってきた今,再びチームの軸へ。
BW 4 - 0 Orions
ブルーウェーブはここのレフトスタンドが似合っていましたし,ここでの試合は少しよそよそしい感じもありました。
明日は観戦できませんでしたので,勝って「リトルネプチューン」と「輝け潮流」を歌えて,感慨に浸れました。
「勝った~勝った~また勝った,弱いロッテにまた勝った,山陽電車でハヨ帰れ」のフレーズもね。
消滅した神戸のブルーウェーブの再現は,ただ過去の栄光にすがるだけの単純なものではないのです。
できれば,私が好きだった2001年のブルーウェーブも復刻して欲しいものですが,難しいでしょうね。
次は,いつか再び,GS神戸にブルーウェーブが戻ってくる「青波帰神」な日を楽しみにしていたいと思います。
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お時間とお気持ちに余裕がありましたら・・。
試合後終了後、球場でリトル☆ネプチューンを聴くと今でも目頭が熱くなります。
BWの復刻ユニフォームを見ると嬉しいというよりも、寂しさや切なさが勝って、観戦に集中できない自分がいます。
一緒に応援している元近鉄ファンに何ら悪気は無いのですが、名前はバファローズのままで、本拠地も大阪ドームになり、マスコットも牛のキャラクターとあって、最近は近鉄ファンがすっかりオリックスに馴染んできているように見えます。
今の形は近鉄ファンにとって、ただ身売りして親会社が変わっただけのようで、決して悪いとは言いませんが、片やその一方で名前も本拠地も消えたBWの記憶が年々薄れていくことがとても辛いです。自分のようなBWファンの方が居場所がどんどん無くなっていくような感じで、応援してもどこか空しい気持ちになる時があります。
主様はどのように今のオリックスを追いかけるモチベーションを保っておられますか?
自分はこのままだと神戸やBWユニ以外では応援したい気持ちが途絶えてしまいそうです。
Bs選手の良い試合や良いプレーやを見た時は素直に喜びもしますが、やっぱりBWが見たいと思ってしまうのが偽らざる本音です。(2001年の復刻すごく見たいです)
全て忘れるしかないのでしょうか…。