冴えないオフシーズン。
しかも今、風邪・インフルエンザが蔓延している関東。
そして自分も。
そんな週末は、インドアで。
-------------
さて、2007年シーズンのオリックス。
去年の今頃の希望に比べると、こんなはずなかった成績。
目を覆う気持ちをぐっとこらえて、無理やり目を見開き、各選手の成績を見つめ直してみました。
とくに、わたし個人が気になっていたのは、「適材適所」と「個人の波」。
いくら一流選手でも、年間通じて無失点ピッチングができる神様仏様は稲尾様くらいなもので、
体調の波、調子が良くても故障、そんなのは付き物。
そういうときに、すぐに代役登場、そしてレギュラーポジション奪取。
そんな繰り返しが速やかにできるのが強いチーム。
ということで、
まずは簡単にレギュラークラスの選手の 「月別成績」 を見て
調子の浮沈を見てみることにしました。
■内野手(主に二遊間)
Fig-1. Bs内野手(主に二遊間)月別打率
後藤・大引・阿部真が主力、彼らに続いて序盤は水口・塩崎が先発にも回り、終盤は木元の出場回数が増えましたね。
なお、上記のデータのうち、各月の中で打数が10を下回る場合は、空欄としました。
[余計な寸評]
① 阿部真。打率に残らないバント等の活躍もあり、主に前半戦とくに6月・7月に活躍。故障もあって後半は出場数、成績も下降。
② 逆に 後藤 は前半は一人絶不調、それも年間通じた出場が何とか功をなして終盤に向け調子を上げる。
③ 大引 は、5・8月と調子を落とし、多少の波はあるものの年間通じてコンスタントに活躍。
④ 塩崎 は序盤から下降の一途。
⑤ 水口 は、5月以降は代打での起用回数が増える。
⑥ 8月下旬頃から、木元 が来季に向け何とか調子を上げる。
ショートの大引は年間、セカンドで阿部真が前半、後藤が主に後半の活躍ということで、一見うまくはまってるのかな、
と思いきや、相手投手の右左で阿部真と後藤の起用が決まることもありましたね。
また、木元と後藤がお互いの調子をカバーすれば文句はつけがたいものの、
調子の波が一緒じゃぁ意味ないやん、と思ったものです。
ただ、連敗を重ねた5月、やっぱり打率は全員低かったわけで。
■外野手
Fig-2. Bs外野手 月別打率
[余計な寸評]
① アレン 徐々に調子を上げ、チャンスにも強くなる。解雇はいただけない。
② 坂口 は9月の活躍が本物かどうか、来季の序盤が楽しみ。
③ 平野恵一 7月に上昇の気配は感じられたものの、去年の重症の影響がまだあるのか心配。
無理すんな、といいたいし、トレード要因にするな。第一・・以下略
④ 村松様様様。どんな状況でもモチベーションを落とさずに備えているのが凄い。チームを木の影から支えている証拠。
⑤ 大西 序盤の活躍が嘘のようにケガに泣いてしまう。一発もある貴重な一番打者、と思ってただけに残念。
⑥ 下やん。 年間通じて、かなりチームを引っ張ってた印象。ただ、9月以降は来季を見据えた若手起用で出場減。
外野手メンバーは、
序盤・・・大西・下山・村松の活躍
中盤・・・アレン・村松
終盤・・・アレン・坂口に活躍が目立った。
連敗街道の5月は、1番打者となる大西・村松が奮闘したものの、得点への結びつきがなかなか上手くいかなかったのも確か。
なんで?
■クリーンナップ
Fig-3. Bs クリーンナップを任された人たちの月別成績
[余計な寸評]
① ララララロッカ。 6月に一度故障で戦列を離れたときに底。ただ序盤のような元気っぷりは中盤から終盤にかけて戻らず。
② 同じように 北川 も、6月、7月が底、8月になって調子を上げなおす。
③ ラロッカ・北川とは逆に、ローズ は、5月から7月まで上昇気流~。8月になって故障の影響が出始める。
④ アレン についても、ローズと同様5月中旬から調子を維持。そしてそのまま終盤まで結果を残し、チャンスにも強くなる。
案外、クリーンナップの調子の波は、メンバーの中で互いにカバーしあってた、というところ。
■キャッチャー
Fig-4. Bs捕手の月別打撃成績
[寸評]
年間通じて日高 は左打者の捕手として起用される。
序盤・終盤に前田。前田が調子を崩してファームへ行った間は的山が右打ち捕手として支えた。
辻 はヘッドスライディングの際の故障もあり、あと一歩、波に乗れず。
■勝手な結論
5月の連敗は、捕手・内野手あたりで調子を落としていた人が多かったのが
接戦を落とした要因ということでしょうか。
そして、外野陣は、わりとコンスタントに成績を残す人が回っており、その中の一人が一番打者となっていたはず。
で、クリーンナップは、3人の中の誰かは結果を残している。
なのに、得点に繋げられなかった、ということは
これは
・犠打やエンドラン・進塁打などの作戦や巧妙さが不足していた?
・連打ができなかった?
・・・などが考えられるかと。
わりと2番打者って大事ですね。
だからこそ、去年も今年も犠打のうまい阿部真がケガで離脱したときに、大型連敗を食っているのかも。
そんな感じ。
もしヒントになったり、お気づきの点があれば、コメントでもいただければ。
-----------------
次回、投手編。
川越を擁護するデータを見つけなければ。
それまでトレードに出すな。
なお、上記のデータはわたくしが個人的に取りまとめたもので公式記録ではありません。
2007年度の野球観戦実績はこちら。
時間とお気持ちに余裕のある方は、ぜひともぽちっと1回どうぞ。
しかも今、風邪・インフルエンザが蔓延している関東。
そして自分も。
そんな週末は、インドアで。
-------------
さて、2007年シーズンのオリックス。
去年の今頃の希望に比べると、こんなはずなかった成績。
目を覆う気持ちをぐっとこらえて、無理やり目を見開き、各選手の成績を見つめ直してみました。
とくに、わたし個人が気になっていたのは、「適材適所」と「個人の波」。
いくら一流選手でも、年間通じて無失点ピッチングができる神様仏様は稲尾様くらいなもので、
体調の波、調子が良くても故障、そんなのは付き物。
そういうときに、すぐに代役登場、そしてレギュラーポジション奪取。
そんな繰り返しが速やかにできるのが強いチーム。
ということで、
まずは簡単にレギュラークラスの選手の 「月別成績」 を見て
調子の浮沈を見てみることにしました。
■内野手(主に二遊間)
Fig-1. Bs内野手(主に二遊間)月別打率
後藤・大引・阿部真が主力、彼らに続いて序盤は水口・塩崎が先発にも回り、終盤は木元の出場回数が増えましたね。
なお、上記のデータのうち、各月の中で打数が10を下回る場合は、空欄としました。
[余計な寸評]
① 阿部真。打率に残らないバント等の活躍もあり、主に前半戦とくに6月・7月に活躍。故障もあって後半は出場数、成績も下降。
② 逆に 後藤 は前半は一人絶不調、それも年間通じた出場が何とか功をなして終盤に向け調子を上げる。
③ 大引 は、5・8月と調子を落とし、多少の波はあるものの年間通じてコンスタントに活躍。
④ 塩崎 は序盤から下降の一途。
⑤ 水口 は、5月以降は代打での起用回数が増える。
⑥ 8月下旬頃から、木元 が来季に向け何とか調子を上げる。
ショートの大引は年間、セカンドで阿部真が前半、後藤が主に後半の活躍ということで、一見うまくはまってるのかな、
と思いきや、相手投手の右左で阿部真と後藤の起用が決まることもありましたね。
また、木元と後藤がお互いの調子をカバーすれば文句はつけがたいものの、
調子の波が一緒じゃぁ意味ないやん、と思ったものです。
ただ、連敗を重ねた5月、やっぱり打率は全員低かったわけで。
■外野手
Fig-2. Bs外野手 月別打率
[余計な寸評]
① アレン 徐々に調子を上げ、チャンスにも強くなる。解雇はいただけない。
② 坂口 は9月の活躍が本物かどうか、来季の序盤が楽しみ。
③ 平野恵一 7月に上昇の気配は感じられたものの、去年の重症の影響がまだあるのか心配。
無理すんな、といいたいし、トレード要因にするな。第一・・以下略
④ 村松様様様。どんな状況でもモチベーションを落とさずに備えているのが凄い。チームを木の影から支えている証拠。
⑤ 大西 序盤の活躍が嘘のようにケガに泣いてしまう。一発もある貴重な一番打者、と思ってただけに残念。
⑥ 下やん。 年間通じて、かなりチームを引っ張ってた印象。ただ、9月以降は来季を見据えた若手起用で出場減。
外野手メンバーは、
序盤・・・大西・下山・村松の活躍
中盤・・・アレン・村松
終盤・・・アレン・坂口に活躍が目立った。
連敗街道の5月は、1番打者となる大西・村松が奮闘したものの、得点への結びつきがなかなか上手くいかなかったのも確か。
なんで?
■クリーンナップ
Fig-3. Bs クリーンナップを任された人たちの月別成績
[余計な寸評]
① ララララロッカ。 6月に一度故障で戦列を離れたときに底。ただ序盤のような元気っぷりは中盤から終盤にかけて戻らず。
② 同じように 北川 も、6月、7月が底、8月になって調子を上げなおす。
③ ラロッカ・北川とは逆に、ローズ は、5月から7月まで上昇気流~。8月になって故障の影響が出始める。
④ アレン についても、ローズと同様5月中旬から調子を維持。そしてそのまま終盤まで結果を残し、チャンスにも強くなる。
案外、クリーンナップの調子の波は、メンバーの中で互いにカバーしあってた、というところ。
■キャッチャー
Fig-4. Bs捕手の月別打撃成績
[寸評]
年間通じて日高 は左打者の捕手として起用される。
序盤・終盤に前田。前田が調子を崩してファームへ行った間は的山が右打ち捕手として支えた。
辻 はヘッドスライディングの際の故障もあり、あと一歩、波に乗れず。
■勝手な結論
5月の連敗は、捕手・内野手あたりで調子を落としていた人が多かったのが
接戦を落とした要因ということでしょうか。
そして、外野陣は、わりとコンスタントに成績を残す人が回っており、その中の一人が一番打者となっていたはず。
で、クリーンナップは、3人の中の誰かは結果を残している。
なのに、得点に繋げられなかった、ということは
これは
・犠打やエンドラン・進塁打などの作戦や巧妙さが不足していた?
・連打ができなかった?
・・・などが考えられるかと。
わりと2番打者って大事ですね。
だからこそ、去年も今年も犠打のうまい阿部真がケガで離脱したときに、大型連敗を食っているのかも。
そんな感じ。
もしヒントになったり、お気づきの点があれば、コメントでもいただければ。
-----------------
次回、投手編。
川越を擁護するデータを見つけなければ。
それまでトレードに出すな。
なお、上記のデータはわたくしが個人的に取りまとめたもので公式記録ではありません。
2007年度の野球観戦実績はこちら。
時間とお気持ちに余裕のある方は、ぜひともぽちっと1回どうぞ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます