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地球温暖化の話

2021-10-11 05:43:00 | 科学技術
 地球温暖化の話については,疑いを持っている。疑う点は二つあって,一つは温暖化の原因が人間の排出する二酸化炭素にあるという点。もう一つは地球温暖化は人間にとって不都合であるという点である。
 まず一つ目の温暖化の原因が人間の排出する二酸化炭素により,産業革命以来,地球の気温は上がり続けているという話である。
 実際本当かという疑問があるのは,産業革命以前にグリーンランドの平均気温が3度ほど高かった事実がある。それ以外にも産業革命以前に気温が高かった事例がいくつかあり,それは決して二酸化炭素の排出とは関係が無い。
 人間が活動していないころ,例えば白亜紀の頃なども,随分地球は温暖だったため,恐竜が巨大になっているのである。
 もう一つの点,地球温暖化が人間に不都合であるという点も疑いがある。絶対に寒い方が暑い方より人間が死ぬ確率は高い。寒い方がエネルギーも使うのである。

言論統制の話

2021-10-09 17:36:00 | 科学技術
 グーグルが気候変動に関するものに疑義を提起している動画等を削除するというニュースが入ってきた。グーグルはコロナのワクチンに対する疑いについても削除している。
 検索に関してはグーグルが圧倒的なため,検索に引っかからないようになれば,幾ら書いても無かったことになる。
 巨大プラットフォーマーの恐ろしさである。
 何故そんなことをするのだろうか?グーグルはアメリカ民主党寄りの左派的な思考をしているようであるが,ソビエトの昔から左派の人たちは言論統制をすぐにしたがる。
 気候変動にしても,反コロナワクチンの主張にしても,耳を傾ける点は無いのか検討しても良いのではと思うが,左派の人たちはそれも許さない。
 別に暴力を振るって言うことを聞かせようとしているわけでは無いのだから,言論で有り続ける限りは,そのまま検討できるようにすべきであろうと思う。
 日本でもそうだが左派的な人たちの方が暴言を吐く割合が多い気がする。もちろん右派的なスタンスでも暴言を吐く人たちはいるので,あくまで気がするだけの個人の感想ではある。

医療費削減の話2

2021-10-01 12:51:00 | 科学技術
 医療費削減を劇的に減少させたかったら定期健康診断をやめれば良い。
 定期健康診断は早期発見早期治療を目的に実施されている。
 しかし,医療というのは,前にも書いたが対照実験が出来ないので,早期発見早期治療が本当に正しいのかはわからない。感覚的には怪我をしたら早めに治療することに越したことは無い。外部的に引き起こされる怪我については,それで正しいだろうと当然に思われる。
 しかし,内科的なものについては,本当にそうなのかは疑問が残る。例えば「がん」は同じ人をステージⅠに手術した場合,ステージⅡの場合,ⅢやⅣの場合と分けることは出来ない。
 手術の方法も外科的に摘出する方法や放射線を当てる方法,今は音波の方法も研究されている。どの時点のどの施術がその人にとってベストなのかは,本当のところはわからない。
 もちろん医者は早期発見が一番良いのだというが,それを証明するのは難しい。
 今日本では全国がん登録といって「がん」になり病院で何らかの治療を受ける人たちの情報を集めている。全国で「がん」の治療をする人の情報が集まっている。
 そのうち統計的に何らかの情報が出てくるであろうとは思うが,統計を恣意的に解釈することが無いとも限らない。
 例えば最近この情報を元に日経新聞が治療成績の良い病院と悪い病院の差が2倍ぐらいあると報道した。週刊現代がさらに後追いで深掘りして取材していたが,実際の話を聞くと治療成績の良い病院は状態の良い患者だけを手術して悪い患者は転院させているところが多いという話だった。
 状態の悪い患者は,治療成績の悪い病院が引き受けていて,そこは主に緩和ケアを中心に治療をしているため,どうしても治療成績が悪くなるという話だった。
 場合によっては地域の最後の砦となっている病院でもあるようだ。
 表面的な統計だけでは実際のことはわからないことも多いので統計を取るのは良いが恣意的な解釈はやめていただきたい。
 定期健康診断を受けたために,病状を”発見”されて,良い治療をして生活の質を下げてしまったという話も良く聞く。実際は治療しなかった方が良かったのでは無いかと後悔している話もよく聞く。回復具合は本人の体力などの影響するのだからある一定の年齢に達したら出来るだけ手術は避けた方が良いのでは無いかと思う。80歳の人間が手術して,寿命が5年延びたとして,その間管につながれっぱなしであるなら,それは本当に正しいことなのかよく考えるべきであろう。
 もちろん健康診断をしたい人もいるだろうから,それは実費を払ってすれば良い。しかし,健康保険料を使ってまで定期健康診断をする必要は無いのでは無いかと思う。

日本の核開発の話

2021-09-30 12:37:00 | 科学技術
 日本が原子爆弾を製造していた。といっても戦前の話である。
かなり長いが,1999年の新聞記事から引用してみる。もともとネットから拾ったものをテキスト保存していたが,いつの間にか検索しても出てこなくなっている。

【ワシントン5日時事】旧日本軍が第二次世界大戦の終戦直前、現在は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)領となっている朝鮮半島東岸の興南沖合で原爆実験を実施したとの情報を米軍がつかみ、戦後日本を占領統治した連合国軍総司令部(GHQ)などが秘密裏に調査していたことが、米国立公文書館で時事通信が入手した米軍機密文書(約三百ページ)で分かった。一九四七年の米軍防ちょう機関の報告は「原爆に似た爆発があった」と伝えているが、真相は解明できなかったもようだ。 

 また、これらの文書から、米軍は興南にあった化学コンビナートで日本海軍が秘密裏に核開発を進めていたとみて、朝鮮戦争(五〇―五三年)に乗じて疑惑施設を徹底的に爆撃していたことも明らかになった。 

 米軍犯罪調査部隊のデービッド・スネル氏は、旧日本軍が四五年八月十二日未明、興南沖三十数キロの海上で原爆実験を行い、巨大なきのこ雲が上がったとの情報を、ソウルで元日本軍情報将校から入手。退役後の四六年、米ジョージア州アトランタの新聞に公表したが、一笑に付されていた。 

 しかし、在朝鮮米軍司令部防ちょう部隊が四七年一月十六日付で作成した報告は、調査結果として、「日本軍は朝鮮北部東海岸沖に浮かべた小さな船で爆破を伴う実験を行い、原爆に似た爆発が起きた。関与した科学者らの名も(スネル報告は)正確だ」と指摘、科学者は旧ソ連軍によってソ連に抑留されたと伝えた。興南は八月十二日、進攻ソ連軍に占領された。 

 興南での日本軍の核開発説について、四五年のGHQ文書は(1)日本軍復員者によると、興南の化学工場で原子力関係の実験が行われていた(2)日本海軍は興南の化学工場の秘密部門で、「NZ計画」と呼ばれる水素化合物によるジェット燃料実験を実施していた(3)ソ連による興南占領後、秘密施設がソ連軍に接収され、日ソ両国科学者の共同研究が行われている―などの情報を挙げて、徹底調査を命じた。 

 興南には戦前、日本窒素肥料(チッソの前身)の大型化学工場があり、海軍と共同で重水などを生産していた。 

 一方、朝鮮戦争中の米軍文書(五〇年十二月二十九日付)によれば、米軍は興南の化学工場施設に空爆を加え、施設の九五パーセントを破壊したという。 

[1999年8月6日] 

本当かどうかはアメリカ公文書館に行って1945年のGHQ文書を探せば良いので,確認はとれると思う。記事自体は時事と書いてあるので時事通信の配信だとわかる。
 日本の科学者がソ連に連れ去られたと言うことなので,戦後すぐにソ連が原爆を開発できたのは日本の科学者のおかげかもしれない。