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日本の核開発の話

2021-09-30 12:37:00 | 科学技術
 日本が原子爆弾を製造していた。といっても戦前の話である。
かなり長いが,1999年の新聞記事から引用してみる。もともとネットから拾ったものをテキスト保存していたが,いつの間にか検索しても出てこなくなっている。

【ワシントン5日時事】旧日本軍が第二次世界大戦の終戦直前、現在は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)領となっている朝鮮半島東岸の興南沖合で原爆実験を実施したとの情報を米軍がつかみ、戦後日本を占領統治した連合国軍総司令部(GHQ)などが秘密裏に調査していたことが、米国立公文書館で時事通信が入手した米軍機密文書(約三百ページ)で分かった。一九四七年の米軍防ちょう機関の報告は「原爆に似た爆発があった」と伝えているが、真相は解明できなかったもようだ。 

 また、これらの文書から、米軍は興南にあった化学コンビナートで日本海軍が秘密裏に核開発を進めていたとみて、朝鮮戦争(五〇―五三年)に乗じて疑惑施設を徹底的に爆撃していたことも明らかになった。 

 米軍犯罪調査部隊のデービッド・スネル氏は、旧日本軍が四五年八月十二日未明、興南沖三十数キロの海上で原爆実験を行い、巨大なきのこ雲が上がったとの情報を、ソウルで元日本軍情報将校から入手。退役後の四六年、米ジョージア州アトランタの新聞に公表したが、一笑に付されていた。 

 しかし、在朝鮮米軍司令部防ちょう部隊が四七年一月十六日付で作成した報告は、調査結果として、「日本軍は朝鮮北部東海岸沖に浮かべた小さな船で爆破を伴う実験を行い、原爆に似た爆発が起きた。関与した科学者らの名も(スネル報告は)正確だ」と指摘、科学者は旧ソ連軍によってソ連に抑留されたと伝えた。興南は八月十二日、進攻ソ連軍に占領された。 

 興南での日本軍の核開発説について、四五年のGHQ文書は(1)日本軍復員者によると、興南の化学工場で原子力関係の実験が行われていた(2)日本海軍は興南の化学工場の秘密部門で、「NZ計画」と呼ばれる水素化合物によるジェット燃料実験を実施していた(3)ソ連による興南占領後、秘密施設がソ連軍に接収され、日ソ両国科学者の共同研究が行われている―などの情報を挙げて、徹底調査を命じた。 

 興南には戦前、日本窒素肥料(チッソの前身)の大型化学工場があり、海軍と共同で重水などを生産していた。 

 一方、朝鮮戦争中の米軍文書(五〇年十二月二十九日付)によれば、米軍は興南の化学工場施設に空爆を加え、施設の九五パーセントを破壊したという。 

[1999年8月6日] 

本当かどうかはアメリカ公文書館に行って1945年のGHQ文書を探せば良いので,確認はとれると思う。記事自体は時事と書いてあるので時事通信の配信だとわかる。
 日本の科学者がソ連に連れ去られたと言うことなので,戦後すぐにソ連が原爆を開発できたのは日本の科学者のおかげかもしれない。

労働基準法の話

2021-09-29 08:26:00 | 雑談
  長時間残業の禁止を定めた労働基準法がある。これで月に45時間を越えてはだめですよとなった。これのせいでサービス残業が横行するようになったと思っている。
 この時間の制限はバブルの時期に決められた。日本人は働き過ぎているという批判があった頃である。それでこのような制限が設けられたわけである。しかし,この制限が出来たため,会社はこの制限を守らせる方法として記録しないという方法を採り始めた。
 要は残業させても残業代を払わず記録上も月45時間分しか残業代を払わないのである。
 昔勤めていた会社では,上場を目指していたので,45時間を越えないようにタイムカードも退勤時間がきたら従業員に押させて,それから仕事をさせていた。
 子会社の方は上場に関係なかったので残業代を全てつけて貰っていると聞いていた。100時間したら100時間分をつけているのである。週休2日は守られていたので,案外いい待遇だったのではと思う。
 ただ,まだこの頃は企業もそれでは従業員が納得しないと思ったのか会社が使える交際費を従業員に回していたところもある。飲み代やゴルフのプレイ代などの社内の親睦会費を会社で持ってくれるのである。
 しかし,不景気になると交際費も認められなくなってくる。そもそも交際費は必要経費と言うことで,税制上控除の対象になっていたが,裏金作りの温床などとマスコミに批判されたためそれらもなくなっている。そのため従業員に還元することなど出来なくなった。
 結局,45時間以上の残業はもらえなくなり,サービス残業が始まっていくのである。労働基準監督署もサービス残業の取締など,まともに出来るわけが無く,見せしめ的に摘発するくらいである。それよりは残業代をきちんと払うことを指導した方が良いと思う。 残業をきちんとつけていないことを監視するのは案外簡単だ。朝同じ人が何時には行って何時に出てくるかを記録して,勤怠管理簿とつきあわせればいいだけである。
 そうして,残業代をつけてくれる方が,労働者にとっても良いし、経営者にとっても時間短縮へのモチベーションが出てくる。残業代を全てつければ、それが経費となり経営を圧迫するのだから、残業をさせないように時間短縮効果のある機器の導入や残業をしなくても仕事を済ませられる人が出世して、働き方改革などと言わずに済んだのではないかと思う。

アニメ化の話

2021-09-27 15:01:00 | 物語
 アニメになる「小説家になろう(以下「なろう」)」発のものも多いが,最初の動画になったなろうがログ・ホライズン(以下、「ログホラ」)」だと聞いて,そうだったかとあらためて驚いた。ログホラはちゃんと完結してくれるかどうかが心配ではある。
 自分一人で出来ないのであれば,出版社とかに相談してスクリプトチームを作ってくれると良いのだが。作者が死んだのに最終刊が出せたゼロの使い魔という例もあることだし頑張ってほしいところだ
 今コミカライズされているもので完結していないようなものは,なろうでチームを作ってはどうかなと思う。作者一人では出来ないものでも,何人か人を集めて作者がおおまかな流れを原案で示し,細かい描写をしてくれる人に書いて貰う。結構昔から完結させるためにやる手法だとは思う。ゴーストライターが全部書くこともあるし,原案でクレジットしてライターの名前をだすこともある。
 未完結のものを見ると続きを書いてあげたくなるときがある。特にコミカライズされているものは今後動画も視野に入れられるので是非とも完結していただきたい。

エタる話

2021-09-25 13:59:00 | 物語
小説家になろうというサイトがある。(略称は「なろう」)
 ファンタジー系の小説が多く掲載されており,無料で読めるので頭空っぽに小説を楽しみたいのでよく利用している。
 ただ残念なことに「なろう」では途中で更新されなくなり中途半端に終わるものが多い。
 そういったものをエタると言い表している。エターナルの略らしいが詳しくはわからない。
 最近読んだもので感心したものは思うものは,書きたい場面まで書いて完結としてくれたものだ。作者が書きたいというところまで書けば良いのではないかと思う。だらだらと引き延ばさず「俺たちの旅立ちはこれからだ」であっさり終わるというのも潔くて良いと思う。作者が書きたい場面でもないのにやたら長々と書かれると読んでいてつらいし,最初面白そうだなあと思っていても我慢ならないところでブクマークははずしてしまう。

文学の話

2021-09-24 11:49:00 | 雑談
 昔から純文学は読まない。高校生ぐらいまでは,読んだような気がするが,ここ最近(最近と言っても30年ぐらいはたっているけど)の芥川賞などの文学賞作品だといったものは読まなくなっている。
 もっとも芥川龍之介の小説は読むけど。芥川賞も初期作品だったら読んでもいいかなと思ったりする。芥川賞はとったことないけれど太宰の小説などは面白いとは思う。
 理由としては,単純につまらないとしか言い様がない。純文学と言われるものが人生の不条理などを書いていても本物の不条理にはかなわない。
 歴史小説などを読めば,どうしてそんなことがという不条理話はよく出てくる。
 人間について考察するのだったら哲学書を読んだ方が良いだろう。
 純文学は,非常に中途半端だなと思う。そしてそれを読んで素晴らしいと言っている人間については,非常にスノッブな香りがすると思っている。
 そもそもただの小説を文学と言うことからして,学問でもないものを学問のように語ることからして鼻で笑う話である。 具体的に言うと毎年ノーベル文学賞の候補だと言われるMHの作品が少しも面白いとは思えない。(ところでMHはエルサレム賞でのやらかしがあるため絶対にノーベル賞はとれないので,ファンを称する方々やマスコミはいい加減あきらめた方が良いと思う。)
 どうせフィクションなのだから頭空っぽに楽しめるファンタジーの方が上等ではないかなといつも思っている。ていないんですけど芥川龍之介は、芥川賞を取ったことないんですよ。」)