イヨ、サラバ

一日一生〜胃なし生活の記録〜

病院の屋上

2013年08月26日 | 術後4年半~

『今日の日はさようなら』

感想を書こうかどうしようか迷ったが
やっぱり答えは出ない。

抗がん剤治療はもうやめたいと思う患者本人の気持ち
可能性があるのなら何とか治療を続けて欲しいという家族の気持ち
それぞれの状況や思い、どちらも理解できるゆえに
どうしたらよいかという答えは出ない。

どの立場に立ってもその気持ちを察することはできるが
しかしやはり
がんになった人間の気持ちは患者本人にしか分からないと思う。
いくら分かろうとしても、気持ちを共にしたくとも
同じようにがんになってみなければ
残念ながら患者本人と同じ気持ちは感じることはできない。

以前にも同じようなことを書いたことがあるが
それは仕方のないことである。
理解してもらえないからといって誰かを責めたりはしない。
そういうものなのである。

患者本人も、家族も
周りの誰もが、世の中のみんなが
自分を受け入れ、真っ直ぐな心で人生を全うする。
命を大切にする。
それに尽きる。

あとは、やっぱり大野さん素敵。
あんな息子が欲しい。

それにしても、
病院ドラマってのはよく屋上で患者が話す風景があるけれど
あれって実際はあり得るのだろうか。
私は病院の屋上など行ったことがない。
行き方も知らない…というか、屋上なんか行けるのか?
患者が屋上なんて
普通考えたら、危険だから侵入禁止だと思うんだけど。

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