4月25日、歌手の田端義夫さんが亡くなられた(享年94歳)。
戦前から戦後にかけて数々のヒット曲を歌われた。
田端義夫さんを知ったのは、私が小学校のころに流行った「島育ち」を聞いてからである。
戦後は一時期低迷した時期もあったそうだが、この曲がヒットして再び脚光を浴び、紅白歌合戦にも初出場されたそうだ。
「島育ち」の前奏が好きで、小学生のときに教室でハーモニカで吹いたことがあった。先生から叱られたように記憶している(笑)
教室にオルガンがあって、昼休憩時に当時の流行歌「お座敷小唄」などを、音階を手探りしながら拾ってひいて遊んだ。
20年前近くになろうか、米子の公会堂に公演に来られた。
私より二回りほど先輩の人に誘われて(いや、私が誘ったかも)、公演を聴きに行った。どの歌も心に響き、目頭を熱くして聴いた。
公演が終わり、その人と2人でカラオケに行って、心ゆくまで歌ったことを思い出す。
「かえり船」「玄海ブルース」「大利根月夜」なども好きな歌である。
特に好きな歌に、戦前に流行った「梅と兵隊」がある。歌っていても胸が熱くなる曲だ。
人がかわり時代が変わっても、子が親を思う心、親が子を思う心は普遍的であってほしいですね。合掌。
(次回から、再び県外旅行記に戻ります。)