衆議院の選挙が近い。わたしたち有権者は老いも若きも投票に行こう。さあ誰に入れたらいいのかな。例えば私はテレビを見ないので思惑たっぷりの番組から自由でいられる。では何で情報を得るのか、それが問題だ。
自分のいる選挙区のポスターを見て顔と名前と所属を確かめてその演説会に行きじっと耳を傾けよう。そしてできたら質問しよう。ネットで候補者の情報を検索して信条や活動を把握しよう。選挙事務所が近くにあればのぞいてみよう。新人なのか元職であれば当選回数も調べよう。応援している人を見つけたらどんな理由で応援しているのかも聞いてみよう。そして何よりも神経を研ぎ澄まして判断すべきは、何のために当選したいのか、自分のためなのか、日本という国のためなのか、当選のためなら主義主張を捻じ曲げても平気で、不利な現状を組織や特定の人のせいにしていないか、あるいは地位も名誉も金も命もいらずただただ世のため人のためと心底思っているのかを、済んだ心の目で見抜くことが大切だ。
この国では誰がどんな考えであろうと尊重される。意に沿わない人を誹謗中傷しても意味がない。だからこそ有権者全員で国を託すことができる人を選ぶのだ。
今回の選挙結果に関係なく、たとえ勝っても負けても、国のためにその生き方を貫き、捨て身である人、その潔さと強さはきっとみんなが必要とするだろう。
国が抱える例えば拉致や憲法9条の問題などを直視せず、とにかくバッジをつけるのが最優先の保身に走る人、その応援に巻き込んだ周囲の人々もろとも地に堕ちるだろう。