休日にお寺へ行った。
僧たちが読経をする時間になると、大勢の人が堂内に入って行った。
ぼくもいっしょに中へ入り、若くてきれいな女性の隣に座った。
読経が始まる直前、ぼくは女性に言った。
「まず、仏様を心から信じることが大切です。読経の間、しっかりと目を閉じて、身動き一つしないことです。そうすることによって、仏様のご加護があるのです。」
美女は小声で答えた。
「はい、わかりました。」
位の高い数人の僧たちが本尊に向かって読経を始めると、堂内に敬虔な空気が充満した。
ぼくは隣の美女をじっと見ていた。
それから、彼女の財布とスマホを盗みだし、こっそりと本堂を抜け出した。
《笑话集原创笑话精品展第110期》
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