週末は酔っ払いが多い。昨日は水曜日だったけど、渋谷駅で急行が来る直前、ホームでフラフラしているコート姿のおじさんがいて、ホームの警備員さんが、その人に何度も話しかけ、腕で線路側に倒れそうになるのを支えていた。電車が入ってきても、フラフラしていて、本当に危なかった。
木曜日の夜になると、酔っ払いはさらに増える。駅構内には、大声で笑ったり話したりしていて、人の迷惑顧みず、フラフラとぶつかってくる人たちもいる。今日、私は夜10時ごろ、帰宅途中、JR山手線内回り線に乗った。ホームの反対側にも電車が停車していた。ふと見ると、その電車のドアのところに若者がしゃがんでいる。しゃがんで、上半身を電車の外に突き出している。何をしてるのかと思ったら、電車とホームの間の隙間に向かってゲロゲロ吐いている。吐きたければ、電車を降りてトイレにでも行ったほうがいいのにと思ったが、きっと間に合わなかったのか、あるいは、降りたくない理由でもあるのだろうか。ともかくゲロゲロ吐き続けていた。
「電車のドアが閉まります」というアナウンスがあった。男はまだ吐き続けていた。「危ない!」と思ったが、ドアは酔っ払いにお構いなく閉まる。「やっちゃった!」と思った。ドアは男の頭部を挟んで、一旦止まった。だが、男がさっと頭を車内に引っ込め、ドアは閉まり、何事もなかったように電車は発車した。
駆け込み乗車し、かばんがドアに挟まれて、一生懸命かばんを引っ張っている人をよく見かける。あれって、なかなか取れなくて大変だ。今日見た若者がドアに挟まった頭をさっと引っこめたのには驚いた。痛くなかったのだろうか。もしかしたら、酔っていて痛みを感じなかったのかもしれない。家へ帰って酔いが醒めたら、痛くなるのかもしれない。あるいは、そのまま寝てしまって、翌朝、痛みに目が覚めるのではないか、いろいろ思うと、ちょっと心配になってきた。
ニュースによると、東急電車は12月の金曜日、終電の出発時刻を30分遅らせるという。酔っ払いたちがたくさんいる金曜日は、警備員が大勢ホームに立って事故防止に努めている。警備員を増やすだけでは危険を防げないので、酔っ払った乗客たちを少しでも分散させて、危険を回避させようということらしい。酔っ払い大国日本らしい。
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