先生が隣の席の馬君に質問した時、彼は立ったけれど、なかなか答えられなかったので、ぼくが小さい声で教えてあげた。
「Bを選ぶんだ!」
彼はしばらく沈黙した後で答えた。
「Cです。」
先生は私たちを見まわしてから、彼に言った。
「馬君、たとえ間違っていても、自分の考えている答えを言ったのはいいですね。」
授業が終わった後で、ぼくは彼に聞いた。
「ぼくはBを選ぶように言ったのに、どうして信じてくれなかったんだ?」
彼は仕方ないという様子で言った。
「その時、お菓子を口の中にいっぱい入れていたんだ。もし、Bって言ったら、全部噴き出しちゃうから、言えなかったんだ。」
《中国の新聞「半月文摘」2015-04-08》
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます