たばこやのおばさんが亡くなった。
父方の一番上のおばさんで、たばこやをやってたから、みんなからたばこやのおばさんと呼ばれていた。
3人男の子供がいて、上の2人のお兄ちゃん達は歳が離れ過ぎてて一緒に遊びはしなかったけど、3番目ののぶちゃんとは4つ違いだったので、よく一緒に遊んでくれて、週末になると、よくたばこやへ泊まりにいったものだ。
おばさんはいつもよくしてくれた。
それは大人になっても変わらなかった。
不意に立ち寄ってもいつも歓迎してお茶をご馳走してくれて、他愛もない話をした。
小さい頃からずっと世話になった。
よくしてくれた人が亡くなるのは本当に辛い。
最後に年末に会えたのは本当によかった。
今日は従兄弟が一同に会し、思い出話をしておばさんの遺影の前で笑って話した。
おばさんもきっと喜んでくれたと思う。
やっちゃん、おばさんがそっちにいきました。
待っててあげて、迎えにいってあげてね。
自分もそっちにいったら、また泊まりに行くから、またおしゃべりしよう。
たばこやのおばさん、またね。