消防団に入団し、19年目になり、団員時代、選手として、また、部長として操法大会に携わり、本部員になってからは毎年操法大会に関わっています。
なので、消防団として、操法大会は当たり前と思っていましたが、市民のみなさんの中、また、消防団員の中には、操法大会を無駄、ショーだ、と思っている方がいるようなので、ここで初めて、自分なりの操法大会の意義を述べておきたいと思います。
確かに、実際の火災現場で、“火点はぜんぽぉ~の~❗”なんてやりません。
ひと言で言えば、操法とは、空手や柔道で言うところの“型”なのです。
極真空手総帥の大山総帥は生前言っておられました。
“地に沿った基本、理に叶った型、華麗なる組手”
基本も型も、実践に必要な要素なのです。
操法をやることで、消火活動に必要な機械操作を覚える、基本動作を覚える、消火技術を覚え向上させる、規律を覚える。
また、団員同士、一つの目標に向い団結力を高める。
と言った意味合いがあります。
特に規律は大切です。
火災現場で、各々が好き勝手に動いたら、効率のよい消火活動が出来るでしょうか?
規律がなければ、火災現場、災害現場での不測の事態にも臨機応変に対応出来ません。
仕事を上がってからの練習。
選手も、団員も、正直大変です。
しかし、やっても一ヶ月半。
休みがないわけでもありません。
操法訓練の期間中は家族団欒が出来ないかも知れません。
そこは、ご家族のご理解が必要になる部分ではあります。
お子さんがいらっしゃるご家庭であれば、ぜひ、お子さんにお父さんが選手として、頑張って練習している姿を見させてあげて下さい。
そして、大会当日、ご家族で応援にいらしてください。
演技前の緊張感、白熱の演技、演技後の選手、団員達の最高の笑顔❗
必ず感じていただける物があるはずです。
また、お子さんにも、お父さんのカッコいい選手としての姿、頑張りを見せてあげて下さい。
操法訓練期間中は、奥さんが家庭を守り、大変だったかも知れませんが、演技後の旦那さんの笑顔をみたら、“あぁ、大変だったけど、支えてあげてよかったな…”と、思って頂けると思います。
また、子供の応援も力になります。自分も選手の頃、当時三才の長男が応援してくれました。
今でも大会当日のビデオに、長男が応援してくれているその声が残っています。
批判や非難は簡単に出来ます。
しかし、その前に理解する努力をしてほしいと思います。
当然、我々も改善していかなければならない事もあるかと思います。
お互いがお互いを理解し会える関係を、消防団と市民のみなさんとで築いていきたいです。
なぜなら、我々消防団は、旭市市民の財産と生命を守るために存在しているのですから。
ご意見、ご感想、また、反論でもかまいません。
あればコメントよろしくお願いしますm(__)m