MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



カフェラテを頼む際、ショートとトールには実は同じ量のショットしか入っておらず、あとは氷とミルクの差しかない、と言うことはよく言われている。


だから、ホット系ならトールよりグランデの方がお得なんだとか。グランデになるとそこからショットの量が変わるから、らしい。トールになるとミルクが増えるだけの話であれば、coffeeの味自体は相対的に薄くなる筈である。実はおいらはcoffee好きと言っても、エスプレッソだけを飲むと言うようなことは絶対無理…。coffeeそのものの味わいを、と言われても、苦いのは嫌。香りと味と両面でなんて言われるけど、それでもその苦味で楽しめないのであれば、そう言うcoffeeの飲み方は押し付けられたくないと思っている。

Milano時代に、選択肢がなかったので、仕方なくcoffeeを飲み始めたのだが、その時も基本的にはラテマキアート。

食後なんかにラテマキアートを飲むと、子供か(時に怒り)?何故今のタイミングなんだ(時に嘲笑)?とか、Italianには相当言われたのだが、coffee以外の飲み物を知らない人種にそんなこと言われる覚えはないわい、と思いながら完全Throughで聞き流していた。そりゃぁ、緑茶にミルクを入れたら、京都の老舗の茶舗の人は嫌がるかも知れないが、今は抹茶ラテなんて言う飲み物が市民権を得ている訳である。お茶と言えば濃茶のことであり、ミルクを入れるのは認めない、何ていう流派が仮にあったとしても(いや、あるかないかは知らんけど…)厳然と市販されている抹茶ラテの存在を無視することは最早出来ないであろう。ましてや認めないと言うところから不買運動、排斥運動なんか、万が一した日には、この人達、頭おかしいのでは?と誹りを受けるのは間違いない。勿論、そんな愚行を犯すような老舗茶舗はないだろうけど。


おいらは、TPO的には適していたか知らないが、うちの奥さんが代々木公園で野点をした時に、練乳を入れた。

だって濃茶なんて美味しくないんだもん。で、周りの野点参加者の方々も、え?って言う顔をしていたが、一口飲んでみると、あら、美味しい!となった。お茶だって進化する。Londonに行って、伊藤園のお茶のペットボトル飲んだら分かるよ。完全に甘くて日本人には飲めない程になっている。それでもお茶として売られているのである。場所柄、色々とスタイルが変わることは仕方ないことだと思わざるをえない。勿論、おいらたちはLondon在住時にそのお茶を二度と買わなかったけどね。それで良いじゃない。それはお茶ではないから買ってはいけない、なんて死んでも言うつもりないし。ただ自分の選択肢としてはない、とすれば良いだけで、人に「本来」こうだから、なんて押し付けるのは気分が悪い。


coffeeだって同じである。


Italianがなんと言おうと、サードウェーブコーヒー然り、スタバ的なSeattleスタイル然り。既に、Italian styleでのcoffeeの飲み方だけがcoffeeではない。所変われば品変わる、である。coffeeの概念だって異なる。ItalianにとってはcoffeeはDolce。メニュー上、ドリンクの欄に書いてるところもあるが、デザートの欄に載っていることが多い。そう、あれだけね、エスプレッソに砂糖二袋を入れるのが当然と言うように、たっぷり甘くして飲むのが「coffee」だと思っているのがItalian。そう言う人がItaliaには多いようであるが、ブラック無糖、何ていう缶コーヒーが沢山の種類売られている日本では彼らはビックリするのであろう。


自分にとっての美味しさが追求できるのであれば、それで良いじゃない。


嗜好品なんだし、リラックスしたり、仕事が捗ったり、そのためのcoffeeであれば良い訳だから。Segafredoがあればそこに入るけど、おいらにとっては手軽に利用でき、電源もWi-Fiもあるスタバは第二のオフィス的な感じですなぁ。



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