MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



J2の首位決戦。

 

明らかに人口減少をしていて、限界集落などもあることが想定される2つの地方にある、トリニータとレノファが頂上対決と言うことに意味があると思う。日本はそもそも首都のクラブが別に強い訳ではない時点でかなり変わっていると思う。が、だからと言って、Milano、Torinoのような経済都市にあるクラブが強いItaliaや、Manchester、Liverpoolのような昔から人口の多い地方都市にあるクラブが強いEnglandとも違う。現在からその後に掛けて、観光などのボラティリティの高い要件を除けば、さしたるウリがなく、都市と地方の差がドンドン広がる中で、この西日本の地方都市2つをホームタウンとするクラブが強いのは必ず何か日本ならではの要因がある筈。

 

全都道府県にJリーグクラブがあるべきと言うのは、プレーヤー人口が少ない中で、サッカーの質が高くないのに形だけはプロクラブがあることになり、個人的には賛同し難い。プロスポーツの意義や、公共性を地方自治体が有効活用するようなアメリカのようなことがあれば、それなり以上に意味はあると思うけれど。指導者がたまたま地方都市のクラブに行った、と言うのでは再現性はないし、なんだか偶発性に富んでしまい寂しい話になる。何かしらの理由があると思うのだけどね。

 

まぁ、理由はなんであれ、この2つのクラブが地方経済を牽引しはしないか、と期待したくなる。

 

東京や横浜、名古屋、大阪などの都市ではないこのクラブが躍動するのはとても素晴らしいことだと思う。チケット単価が安いことや、グッズの種別が少ないことなど色々と地方ならではの苦しみはあるかと思うが、サポーターが自分が払ったお金が選手獲得資金になる、と自覚してくれて、クラブを強くする1人、と言う側面を1人でも多く現れれば、地方都市とは言え、数十万は住んでいる訳だから、まだまだこれ以上に盛り上がる可能性はあるのかと思う。

 

おらが街のクラブ、としてね、誇りを持ってもらえるようにしないとね。



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