前回のBlogで若干差別めいた発言をしてしまったかな、と少々反省中…イタリア人の知的レベルが低いと言うのは少々言い過ぎかな、と自分で読み返して思った。このままではイタリアに来ているくせにイタリアのこと悪く思ってるだけか?とも受け取られ兼ねない。
そんなことはない!
ただ、自分が感じた後に考えたことをベースに書くとすると以下のようになる(自分が接したイタリア人の行動パターンをそのまま事実どおり書く)。これを自分で体験したとすると、どう感じるか、と言うことになる。できればコメントを頂ければな、と。。。
先ず結論からすると、イタリア人は知的レベルが低いと言うのは、まぁ完全に覆すつもりはない。サンプル数が少ないので断言できないことは分かっている。が、余りにも物悲しいことが多いのである…が、そう言う見方以外に何かカラクリがあるのではないか、と考えてみる。
実際、とても基本的な事柄、例えば12+7+6と言う計算をするとする。すると、えーっと、23か?とか言う訳である。。。それも授業中に教授がそう言うことを言う。。。おいおい、それは違うだろ。。。となる訳で、こう言う細かいことが積み重なってくると一体この国の人間はどうなっているんだ?となる。それもどうやらエンジニア系のファカルティーが多いのであるから困ったものである...あなたたち算数弱くてどうするの?と言いたい。公文式でも行ったらどうか?と勧めたくなる(苦笑)。
また、こう言うことがレジ係に多いので一体お前は何しているんだ?となるのである。自分で計算できないなら計算機使うなり、レジに打ち込むなりすれば良いんではないか?と誰しも思うであろう。しかし、どうやら計算機使っても駄目な場合がある。。。
この前自宅近くの文房具屋でファイルを買った際、3.5ユーロのファイルを6つ買った。で、支払いは20.10...おいおい、どう考えても21ユーロだろ。。。しかもご丁寧にこちらが典型的な日本人なのでイタリア語など通じないと思ってくれたらしく(事実あんまり通じない時もあるw…)レジのバイトの人は計算機で計算してくれたのであるが、計算機の表示が20.10になっている。。。大体小数点以下が50セントしかないのに、10セントって何だよ、どう言う計算したんだ?6つ買ったから値引きしてくれたのか?などと思いながら、まぁ、多く払ったわけではないから良いかと、やり過ごして帰ってきた。
良いのか?イタリア政府?!
先日読んだ本にもあったし、随分前のメルマガにもあったが、某女性誌のアンケートで愚かだと思う国民はどこの国?と言う結果がイタリア人だったそうな。。。ま、日本人からするとラテンの人に対するイメージってホント働かない、だらしない、男はセックスのことばかり、女はちやほやされるために色気ばかり、となるのであろう。まぁ、強ち間違ってないから嫌なのであるが、彼らは働かない訳ではないのである。
ここまで書いておいて一体今更なんだ?イタリア人擁護派か?となるのであるが、僕の推論は下記の通りである。
イタリア人は、自分のことを先ず第一に考え、気遣いができず人のことに無関心なだけで、他人のために働くと言う観念がないだけか、と最近思っている。でも、電車とかで荷物が大きくて困った人がいると率先して助けたりする。これはその相手が男女関係なくしてくれたりする。そんな親切心がとてもある国民性なのであるが、先ほどのバイトのレジ係の行動を考察するとこうなる。
彼からすると自分の職務に全うな訳である。何故なら顧客が商品をレジに持ってきてそれの総計を示し料金を徴収する。この流れは自分の責任である、となる訳だ。それ以外のことは知ったことかとは言わないまでも、責任は果たしたと本人は思っている。計算機使っているし、何が悪いんだ?何か間違っているとでも言うのか?とでも思っているし、四方や自分に間違いがあると思ってもいないから、何かしらで突っ込まれると言う概念など欠片も持っていない。。。
おいおい、違うだろ?料金を徴収する、と言うのは適正な価格を徴収することだろ!となるのであるが、それは多分言われていないんだと思う。。。
?
となるであろうが、多分言われていない。だから確認しない。確認しないのはそれは職務怠慢だろ?!日本の銀行なんてどうするんだよ!1円でも計算合わないと、窓口閉めた後総掛かりでたった1円が落ちていないか探すんだぞ!となる訳だ...
ご尤も。。
しかし、イタリア人と働く時はコンサルティングファームでボスに資料を作ってくれと言われた時以上に細かく確認しなければならないのである。つまり、何をすれば良いのか?どうしたら職務完了するのか?結果確認はいつどうすれば良いのか?など、上司は最終的な成果に対する認識を事前にしておかなければならないのである。さもないと何だよ、言ったとおりできてないじゃん!となる訳だ。しかし、これは上司側のプロセスマネージメントの問題なのである。部下の責任にしてはいけない。上司は部下に仕事を依頼する時に予め9割くらいの完成度で最終的な成果を想定しておき、自分の予想範囲を超えたものの提出のために1割くらいのバッファーを持っておくことが必要なのである。落胆ばかりしていては仕事は進まない。
前職で松田さんと言うシニアマネージャーがいらしたのであるが、僕が見ていた限り彼の仕事の仕方はそう言うやり方だったのではないか、と思う。厳しい人であったことは間違いないのであるが(苦笑)しかし、上司としての責任の全うの仕方(成果物に対する責任)、部下に対する物言い、クライアントとの関係性のバランス、社内での更に上に対する政治的な駆け引き、など理に適っていたことが殆どだったように思う。
見習うべき人は多い。。。
あと、暗算が出来ないのはアメリカ人も一緒だね。だからといって知的レベルが低いかどうかの判断はしかねますが、マスとして考えたときに、ほとんどが暗算が出来ない、字が読めない、というのに直面すると、上と下との落差を痛感します。これはインド人だと顕著だね。留学に出れるような、学会で発表できるようなインド人は国の全知識を背負っている観があるから。
日本人以外って、みんな余暇の過ごし方がうまいな、って思います。これは恐らくけんの言うところの「自分第一主義」が根底にあるんだと思うけど。時間が来たらすぐに仕事は終わらせて、夜の町に出て行ったり家族の元に帰っていったり・・・。
でもさ、最近の日本の教育も、これにまっしぐらだよね。ユトリ教育とかいって、字が読めず、計算が出来ない子を育てている。中学生に「Shall we dance?」と言っても、「Shall」を習わないものだから、通じない、とかね~。
ま、ストレス溜めないようにね。
お願いしたいことがありまして、一度メールいただけませんでしょうか。GREEではメール送れなかったので、恐縮ですが、宜しくお願いいたします。
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