昨日も細野不二彦先生のコミック購入のReviewをエントリーしましたが、別枠のコミックも買っていまして。
基本的にハズレがないんですよねぇ。根底にアットホームさ、ホッとする結末が待っている。一話、一話が読み切りだけど、話の展開で深掘りがされていく。繋ぎのようなツマラナイ回が無くて、読み進めると共感値が上がっていく。細野不二彦先生は、主人公も成長していくパターンが多いけど、こちらもそれがしっかりと感じ取れる。
今回は、数話読み進めるとすぐに素性が分かるが、女性のタクシードライバーの話。
良い触媒となって、所属することになったタクシー会社が好循環を生み出していくところは如何にも漫画の世界だけども、それでもある種勧善懲悪ばかりではなく、色々と艱難辛苦的な話が挟まってくる。そう言うことを乗り越えていくところが前述の成長的な側面として嫌らしくなく描写されている。これは出来れば長く連載していただきたいなぁと心底思う。