「わたしたちを担い、救われる神」
詩編68編20-21節
竹前 治 牧師
愛する皆さん。
2022年度の歩みも始まりました。
清瀬信愛教会では4月24日(日)に教会総会が行われました。
そこで、今年度の教会の年度聖句と年題主題が決まりました。
年度聖句は詩編68編20-21節「主をたたえよ 日々、わたしたちを担い、救われる神を。〔セラ この神はわたしたちの神、救いの御業の神 主、死から解き放つ神。」であります。
そして年題は「わたしたちを担い、救われる神」となりました。
今朝はこの年度聖句よりみ言葉を聴きたいと願います。
詩編68編は全体として旧約に記されてきている様々な出来事を思い起こしながら、常に神が先立ち勝利されていることを感謝する詩であります。
詩人は「主をたたえよ」と賛美の声をあげ、歌えと言います。なぜか、それは神がわたしたちの苦しみ、悲しみなどを担い、その苦しみ、悲しみと戦い、私たちのために救いの勝利の御業を与えられるからであります。しかも最大の敵といわれている死からも解き放つと約束をしてくださっているのです。だからその神の恵みの救いを憶え感謝せよと言うのです。
さらに、この20-21節のみ言葉はまさしく主イエスのことを指し示している詩であるといえるのです。神の救いの御業、それは死と罪の奴隷になっており苦しんでいるわたしたちをその苦しみから解き放つために十字架と復活という出来事を通して、救いを成し遂げてくださった御業です。この救いの出来事を通してわたしたちは神に担われ、救われたのです。だからどんな苦難が起ころうとも、神は今もわたしたちを担い、救い続けてくださっているのです。
新型コロナの影響、国と国の戦争。先が暗く見通すことが困難であり、不安や恐れを抱きます。しかし、神は必ず、主イエスの贖いを通してわたしたちを担い、すべての苦難から解き放ち救い続けてくださる。その神の恵みをたたえ続けていく者でありたい。
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