■マグラ ジュリー(MAGURA JULIE)05年モデルを試す

　パーツ交換をし、生まれ変わったアイアンホース・マーべリック5.0を駆って、新生マグラ・ジュリーの実力を探ってみました。(前回の作業工程はコチラを参照)

　その、前回の作業で持ち上がった、「コレは何モデルなんだ」疑惑はやはり「ジュリー」で正解でした。正規代理店からのお言葉で「黒いキャリパーはジュリー(低圧モデル)の最終モデルとなります。」とのお言葉が。
　そう、当時、ジュリーはマグラのラインナップの中では制動力をやや落としたモデルとして存在していました。で、現行では“ジュリー”の後に“hp”が付いて普通のモデルとしてパワーアップしています。
　そして、更にうれしい情報として「1ピース構造になっていて剛性が高いモデルです。」とのお言葉が。フムフム、確かによーく見てみると無骨なボディですが“ブロックの塊”的な作りになっています。これはガッチリしてそうです。しっかりブレーキを掛けたいのにボディが負けてしまっては仕方がないですからね。



　他、こんな魅力も語ってくれました。「ポストマウント形状ですのでアダプターを換えることで各種の台座に対応します。デザインの好みは分かれるところですが、性能的には間違いなく良くなっています。」とのこと。やはりデザインに関しては悶着あったようですが、性能が上がっているのなら、言う事なしです。



　それで実際に、軽いあうとどあぁぁーの中を走ってきましたが、ローターとパッドが少しずつ馴染んできたのか具合良くなってきました。相変わらずの絶妙な中庸な利き方をしてくれ、ガツッンと止まって欲しい時はしっかり奧で踏ん張って制動してくれます。まさに“まぐら節”全開!!　これでこそだし、やはり惚れてしまうコントロール性の良さです。いずれ、本格下りでも素晴らしさをしゃぶり尽くしたいです。

　ただですね。今回のブレーキ交換でひとつ問題がでてきてしまいました。これについては、また後日で。

やかん