カサカサの感想ハダで備忘を保てるか

日々の感想、音楽の話、研究と教育を素材に、
作文の練習を兼ね備えた一皿。
かしこまった文体風のソースを添えて。

・・・のようなもの

2007-12-01 02:28:12 | 研究と教育
中学3年生用の国語の演習テキストに、
「序破急」を用いて日本人の感受性を述べる論説文があった。

意味がわからなくとも、ある程度問題は解けようが、
しかし見てまわると肝心な考察問題の出来が悪い。
これを説明するには、文章構成を理解させなければならない。
ということは、結局内容を詳細に咀嚼させる必要がある。

結局、「序破急」の説明が要る。

この概念、突発的に中学生に質問されてきちんとわかるように
説明できる大人や先生はいるのだろうか。

こんな疑問を投げかけるぐらいだから、私の説明もいい加減なものである。

私が初めてこの言葉を目にしたのは、大学に入ってから、
オーケストラのクラブBOXで見つけた「越天楽 三調」のCDであったし。

まず、起承転結を持ち出す。きっと禁じ手だが、それしか思い浮かばない。
よくやる説明のようだが、起承=序、転=破、結=急…。
これでは、日本の伝統的な展開だということにはならないので、
能や狂言の話をしてみるが、見た経験がないから、伝わりにくい。

更なる禁じ手として、週末に競馬中継の実況を見てみなさいと言ってみた。
私の中には杉本清の名実況が頭の中にあったのだが…
教育上、良いか悪いかは別にして、
何となくイメージは掴んでもらえるような気がするのだが。

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